今回発売となるアルバム『ウェルカム・2・アメリカ』は、変化しつづける世の中や政治的分裂、マスメディアによる情報コントロール、人種やジェンダーなどあらゆる差別や偏見など、今まさに2021年日本をはじめ全世界が直面している社会問題に対し、プリンスが抱いた懸念、心願った希望、描いた未来が記録されたパワフルかつメッセージ性の強い作品となっており、プリンス本人は2010年に「世の中は偽情報に溢れかえっている。ジョージ・オーウェルが警告していた未来そのものだ。僕たちはこのようなチャレンジングな時代を信念曲げずに生きなければならない」と語っており、レコーディングから11年の月日を経て遂に世へ解き放たれることとなる。レコーディングには天才ドラマーのジョン・ブラックウェルほかクリス・コールマン、タル・ウィルケンフェルド、モリス・ヘイズ、またザ・ニュー・パワー・ジェネレーションからシェルビー・J.やリヴ・ウォーフィールド、エリサ・フィオリーロらが参加。作詞作曲/プロデュース/その他各楽器のパフォーマンスはプリンス本人で、国内盤のみ高品質のBlu-spec CD2仕様で発売予定だ。またアルバム発売に先駆けて、本日よりアルバム表題曲である「ウェルカム・2・アメリカ」の配信がスタート。ゴシップに溢れるテレビやネットからの情報過多、かつて“Slave”(=奴隷)と自らの頬に描いたように音楽業界への不満などについて独白。さらにアメリカ合衆国の国歌にある歌詞の一部「Land of the free/Home of the brave」(=自由の地/勇者の住処)を、「Land of the free / Home of the slave」(=自由の地/奴隷の住処)と揶揄するなど痛烈な批判も込めた楽曲となっている。
▼アルバム『ウェルカム・2・アメリカ』 トラックリスト (CD/アナログ/デジタル) 1. Welcome 2 America 2. Running Game (Son of a Slave Master) 3. Born 2 Die 4. 1000 Light Years From Here 5. Hot Summer 6. Stand Up and B Strong * 7. Check The Record 8. Same Page, Different Book 9. When She Comes 10. 1010 (Rin Tin Tin) 11. Yes 12. One Day We Will All B Free
▼ライヴBlu-ray『ウェルカム・2・アメリカ』 (Live at The Forum, April 28, 2011) セットリスト 1. Joy In Repetition 2. Brown Skin (India.Arie cover) 3. 17 Days 4. Shhh 5. Controversy 6. Theme From “Which Way Is Up” (Stargard cover) 7. What Have You Done For Me Lately (Janet Jackson cover) 8. Partyman 9. Make You Feel My Love (Bob Dylan cover) 10. Misty Blue (Eddy Arnold cover) 11. Let’s Go Crazy 12. Delirious 13. 1999 14. Little Red Corvette 15. Purple Rain 16. The Bird (The Time cover – Prince composition) 17. Jungle Love (The Time cover – Prince composition) 18. A Love Bizarre (Sheila E. cover – Prince composition) 19. Kiss 20. Play That Funky Music (Wild Cherry cover) 21. Inglewood Swinging (cover of Kool & the Gang’s “Hollywood Swinging”) 22. Fantastic Voyage (Lakeside cover) 23. More Than This (Roxy Music cover)