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『おしん』『渡る世間は鬼ばかり』 脚本家の橋田壽賀子が死去

2021/04/05 17:23掲載(Last Update:2021/04/05 17:26)
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橋田壽賀子 / 人生ムダなことはひとつもなかった~私の履歴書
橋田壽賀子 / 人生ムダなことはひとつもなかった~私の履歴書
『おしん』『春日局』『渡る世間は鬼ばかり』など数々の名作ドラマを世に送り出した脚本家の橋田壽賀子が4月4日に死去。NHKやTBSなどによると、今年2月下旬から急性リンパ腫の治療のため東京都内の病院に入院。先月には自宅のある静岡県熱海市内の病院に移り、そして3日には自宅に戻っていました。95歳でした。

橋田壽賀子は1925(大正14)年、京城(現在のソウル)生まれ。日本女子大学校国語科卒業、早稲田大学中退。1949(昭和24)年、松竹脚本部に勤務。1959年、フリーの脚本家に。

TBS東芝日曜劇場、NHK朝の連続テレビ小説、大河ドラマ、銀河テレビ小説をはじめ、手がけた脚本は数えきれない。中でも1983年に放送されたNHK朝ドラ『おしん』は大反響を呼び、広くアジアでも放送される。

NHK放送文化賞、菊池寛賞、勲三等瑞宝章などを受賞・受勲。1992年橋田文化財団設立、理事長に就任。2015年、脚本家として初の文化功労者に選出され、2020年秋には文化勲章を受章した。