高音質盤の金字塔として名高い、大滝詠一『A LONG VACATION』、山下達郎『FOR YOU』のエンジニアとして知られる吉田保。初の単著『シティ・ポップの「音」をつくった男(仮) レコーディング・エンジニア吉田保 録音術』がDU BOOKSから2021年10月発売予定。
手がけてきた数々の名盤、そのサウンドの裏側にはレコーディングスタジオの響き、機材の個性、時代ごとの正統的なテクノロジーが横たわっている、それを語りつくした本。
日本のポップス黎明期からレコーディングスタジオを支えてきた経験から、吉田保自身が携わった作品を通じて、スタジオや機材の進化、アーティストとの録音現場でのやり取り、レコーディング技術の変遷を振り返る1冊。
■『シティ・ポップの「音」をつくった男(仮) レコーディング・エンジニア吉田保 録音術』
吉田保 (著)
2,500円(本体価格/税別)
ISBN 9784866471464
発売年月 2021年10月
版型 A5
ページ数 240(仮)
製本 並製
<著者について>
吉田保(よしだ・たもつ):
レコーディング /ミキシング・エンジニア。1968年東芝EMI録音部入社。1976年、RVC(当時)録音部入社。1979年、CBS・ソニー六本木スタジオ、チーフ・エンジニア就任。1989年、(株)サウンド・マジック・コーポレーション設立。 1999 年日本ミキサー協会設立当初より副理事就任。 2014年、かつて手掛けたアーティストを中心に、自らリマスタリングを手掛けた「吉田保リマスタリング・シリーズ」をソニー・ミュージックダイレクトよりリリース。「古典的な三点定位」「深いリバーブ」が特徴。大滝詠一と山下達郎の諸作品でのエンジニアリング・ワークががとくに有名。現在、日本レコーディングエンジニア協会(JAREC)の理事長を務める。 エンジニアを務めた主なアーティストは、 大瀧詠一、 山下達郎、竹内 まりや、稲垣潤一、吉田美奈子、浜田省吾、 松田聖子、Kinki Kids、ハイ・ファイ・セット、ティナ、スクエアー、アトランティックスター、RAG FAIR 、キンモクセイ等多数。現在ソニー360 Reality Audioの特性を用いたクラシックの新解釈シリーズ、「Yoshida Tamotsu Classic」をリリース。