オランダ　ライヴイベント再開のために1300人参加の実験イベント実施

オランダでは、ライヴ・イベントを安全に開催する方法を調査する取り組みの一環として、最大17000名収容可能なコンサート会場に1300人を迎えた実験イベントが行われています。参加者は、50人から250人までの6つのグループに分けられ、それぞれが異なるルールの上で、オランダのDJによる4時間にわたるイベントを楽しみました。

イベントが行われたのは、アムステルダムにあるジッゴ・ドーム。参加者は、タグを介してすべての行動や接触を追跡されています。

動きに制約のあるグループもあれば、常にマスクを着用するよう求められたグループ、動いている時だけマスクを着用するよう求められたグループなど、ルールはグループごとに異なりました。

またあるグループには蛍光色のドリンクを与えられ、ピークの歓喜の瞬間にどれだけの唾液が放出されたかを調べるために、音楽に合わせて歌ったり叫んだりするように勧められました。

各グループのルールは以下のとおり。

グループ１：
人々は常にマスクを着用するように言われました。どこに立つかは自分たちで決めることができますが、1平方メートルのスペースに3人以下であることを確認しなければなりませんでした。

グループ２：
人々は常にマスクを着用し、1.5メートルの距離を保つように言われました。

グループ３：
人々は動くときだけマスクを着用し、指定された場所に立たなければなりませんでした。

グループ４：
人々は常にマスクをしていました。空いている席がありました...

グループ５：
人は移動中だけマスクをしていました。立ち見席と着席席がありました。参加者は、2つの椅子を離して配置した主催者によってダンススポットに案内されました。

グループ６：
マスクなし。人々は好きな場所でいつでも立ったり座ったりすることができました。


政府のアドバイザーは、記録された行動について収集したデータを利用して、今後数ヶ月以内にナイトライフの制限を緩和するかどうかの決定に役立てる予定です。

調査を実施しているフィールドラボのティム・ボアズマは、次のように述べています。「これにより、会場ごとに内容が異なる再開につながることを期待しています。現在の対策は一般的なもので、例えば、コロナウイルス感染が一定のレベルまで低下した場合には、どのイベントでも最大100人のゲストを受け入れることができます。今後はジッゴ・ドームを半分の収容人数で開放するなど、より具体的な対策を期待しています」と話しています。

オランダで100人以上の集会が禁止されてから1年以上が経ちました。今回のイベントには収容人数17,000人を大幅に上回る100,000人がチケットを申請したという。チケットは20分で完売しています。

今回のイベントでは、参加者全員がイベントの48時間前にコロナウイルスの陰性検査を受けていなければなりませんでした。12名の参加希望者は、イベントの前に検査結果が陽性であったため、イベントへの参加を禁じられました。参加した人は5日後に別の検査を取るように求められました。

このイベントは、政府が支援する研究イベントの一環として行われたもので、このほか、500人のビジネス会議、1,200人のサポーターが参加したサッカーの試合なども行われました。また野外フェスティバルやポップ・コンサートも計画されています。