70年代に
エレクトリック・ライト・オーケストラ(Electric Light Orchestra / ELO)の音楽を豊かにしたストリング・アレンジャー/指揮者の
ルイス・クラーク(Louis Clark)が2月13日、オハイオ州で死去。彼の妻グロリアがSNSで発表。死因は明らかにされていませんが、クラークは数ヶ月前から体調を崩しており、腎臓の問題に悩まされていたという。彼は73歳でした。
妻グロリアは「彼は愛に包まれてとても穏やかに逝った。今朝、彼はプレミアリーグのサッカーを見て、ビートルズを聴きました。彼は両方を愛していました。今日の午後、私は彼に愛していると言ったら、彼は私も愛していると言って、私たちはキスをしました。彼は5分後に去りました。私たちは彼を永遠に愛しています」と書いています。
ルイス・クラークは1947年2月にイギリスのケンプストンで生まれる。リーズ音楽大学でオーケストレーションを学んだ。
1974年のアルバム『Eldorado』でエレクトリック・ライト・オーケストラと初めてコラボレーションし、オーケストラを指揮し、ジェフ・リンやキーボード奏者のリチャード・タンディと編曲を行った。
その後、1975年の『Face the Music』、1976年の『A New World Record』、1977年の『Out of the Blue』、1979年の『Discovery』、1980年のオリビア・ニュートン・ジョン映画『Xanadu』のサウンドトラックなど、複数のアルバムでELOを支えた。
クラークはELO以外でも多作で、オジー・オズボーン(1981年の『Diary of a Madman』、1983年の『Bark at the Moon』)、エイジア、エア・サプライ、アメリカ、ロイ・オービソン、ルネッサンスなどと仕事をしていた。1981年からは、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共に、クラシックの名曲をビートを多用してリワークした「Hooked on Classics」シリーズを開始した。
クラークは、ELOの派生バンドであるELO Part IIやThe Orchestraでも活躍した。