■『電子楽器 過去・現在・未来』
価格:1,980円(税180円)
三枝文夫 著
A5判/208頁
2021年2月10日発行 2月12日発売
ISBN 978-4-908357-26-8 C0073
JANコード 4571184540799
<内容>
試作一号シンセサイザーからminiKORG700シリーズ、MS-20シリーズ、新型真空管Nutubeまで、トップメーカー・コルグの開発中枢として深究を続けてきたレジェンドが語る「電子楽器の草創と進化、そして未来への可能性」。 コアな電子楽器ファンには堪らない豊富な図版とともに、当時の貴重なエピソードが満載です。
著者の三枝氏は、日本音波工業(テスコ)、フリーランスエンジニアを経て京王技研工業株式会社(株式会社コルグ)に入社。開発の中枢として歩み、電子楽器の草創期から今日までを知るレジェンドの一人。
主な楽器開発:回転レバー型ワイヤレス楽器(1954年)、Teischord(1964年)、サイケデリックマシン、ユニヴァイブ(1968年)、試作一号シンセサイザー(1970年)、miniKORG700シリーズ(1973年)、MS-20シリーズ(1978年)、Valve Reactorアンプ(2001年)、新型真空管Nutube(2015年)など
【出版社からのコメント】
「電子楽器 過去・現在・未来」は、楽器業界専門誌・月刊「ミュージックトレード」に連載しているものを、単行本にまとめました。電子楽器を演奏される方、開発にご興味のある幅広い年齢層に、お読み頂けます。
【目次】
通信と楽器、通信と音楽
黎明期の電気電子楽器
真空管から半導体、そして
エフェクター事始め
声と電子楽器
電子楽器に見た夢
音の形、音を見る
メトロノームとチューナー
楽器の音の出口
みんなちがって、みんないい
続・みんなちがって、みんないい
大きい楽器、小さい楽器、異形の楽器
似ている、似ていない
最近のセンサー事情と電子楽器
単音電子鍵盤楽器の時代
音になるエネルギー源は何処に
クラヴィコードと電気電子楽器
美は不揃いにあり
オルガンと電子楽器
電子楽器の修理、修復、復刻、復元
続・電子楽器の修理、修復、復刻、復元
最初の電子楽器と音楽配信事業
ヴォコーダーよもやま話
音の輪郭 音を視る、形を聴く
音響のモンタージュ
電気スイッチから鍵盤へ(音の出始めと出終わり)
ひずみのおもいで
鍵盤楽器とビブラート
音波と電波
アマチュアの楽器づくり
スライドする楽器
楽器の電源
真空管と楽器あれこれ
続・真空管と楽器あれこれ
ピアノロールと最初のシンセサイザー
続・ピアノロールと最初のシンセサイザー
一絃琴・モノコルド
音源をシェアする
【コラム 電子楽器と人】
① 長内端さんと電子アコーディオン
② 電子楽器研究会とペンネーム
③ コルグ創業者・加藤孟さん
④ クロダトーン・黒田一郎さん
⑤ モーリス・マルトノさん
⑥ テスコ・松田童龍さん
⑦ 望月真也さん(モッチャン)
⑧ 舞踏家・邦正美さん