『ファンシイダンス』イメージ・アルバムのデラックス・エディション発売　サエキけんぞう／鈴木さえ子／土屋昌巳／KERAら参加

映画「ばるぼら」の監督・手塚眞が音像化した『ファンシイダンス』(原作・岡野玲子)のイメージ・アルバムが発売から約33年にして完全盤の登場！

参加ミュージシャン
伊武雅刀 / サエキけんぞう / バカボン鈴木 / 鈴木さえ子 / 沖山優司 / BAnaNA / 鴻上尚史 / OTO / 成田忍 / 土屋昌巳 / 仙波清彦 / 森本レオ / 赤城忠治 / 清田益章 / ケラリーノ・サンドロヴィッチ / Phonogenix / 中沢新一/ 橋本一子

1984年10月号から小学館の少女漫画雑誌「プチフラワー」にて連載開始、89年には周防正行監督による映画も公開されるなど、一世を風靡した漫画『ファンシイダンス』（原作：岡野玲子）。

本作は音楽家はもちろん、役者、僧侶、学者、エスパーなど豪華個性派メンツが総集結し「ファンシダンス」の世界観を音源化したイメージ・アルバムに未発表曲（新緑音源、デモ音源、インスト音源）を追加収録したデラックス・エディション。

「星くず兄弟の伝説」を作り上げたヴィジュアリスト・手塚眞がディレク ションした “DJ／アーティストの監督・編集者的感覚に根差した音作りを主軸とする90年代以降のクラブ／ポップ・カルチャー” を先取りした重要作！

1988年ニューウェイヴが既に冬へと突入していた時代に、このアルバムは内容もセンスもいささかハイブロウ過ぎたのかも しれない。しかし今聴き返してみれば、このアルバムが“時代の先を行き過ぎた、伝説の作品、むしろ、80年代東京のハイブ リッドなポップ・カルチャーをヴィヴィッドに記録したものである。
「修行SIDE」における和楽器やお経のトランス的効用に着目した音作りは後のアンビエント・ハウスやサイケデリック・トランスなどニューエイジ思想に根差したダンス・ミュージックに先んじたサウンドであり、和ものレア・グルーヴとして今こそ海外で再評価されるべきとも言える。日本のシティポップ／環境音楽／テクノポップなどオブスキュアな音楽の再評価が海外で進む今、これは絶好のタイミングだ。

さらには、赤城忠治書き下ろしの新曲「時のはじまりのうた」を追加収録。オリジナル・カラオケや貴重なデモ・テープ音源も収録した2枚組のデラックス・エディションであると同時に、構想33年の完全版でもある。数量限定生産。