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生まれる前の胎児が録音した初のアルバム発売 子宮内での胎児の動きを音に変換 MV公開

2021/02/03 12:56掲載
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Luca Yupanqui / Sounds of the Unborn
Luca Yupanqui / Sounds of the Unborn
生まれる前の胎児が録音した初のアルバムがリリースされます。子宮内での胎児の動きを音に変換するバイオソニックMIDI技術を用いて曲を制作しています。アルバムからの楽曲「V4.3 pt. 2」のミュージックビデオが公開されています。

この赤ちゃんはルカ・ユパンキ(Luca Yupanqui)という名前で、サイキック・イルズのベーシストであるエリザベス・ハート(Elizabeth Hart)と、リー・スクラッチ・ペリーのコラボレーターであるイヴァン・ディアス・マテ(Ivan Diaz Mathe)の間に生まれた子供。録音時はまだ生まれていませんでしたが、今は乳児です。

アルバムのために両親は、MIDI機器を母親のお腹に付け、胎児が作り出した振動を録音し、それをシンセサイザーに転送するというプロセスを5時間にわたって行っています。

次に、両親は、胎児の音楽的な自主性を尊重しながら、彼女のメッセージが生のまま存在するように、それらのセッションの結果を編集およびミックスしています。こうして出来上がった楽曲たちは、アルバム『Sounds of the Unborn(胎児のサウンド)』として海外で4月2日に発売されます。リリース元はSacred Bones。

プレスリリースによると、

「このアルバムのミキシング中、今は乳児のルカは、両親が作業をしている間、一緒にスタジオに座っていした。何が起こっているのかについて、彼女の意識は驚くべきものだった。彼女は目を大きく開けて両親を見つめ、まるで子宮から聞こえてくる自分の音を認識しているかのようだった。厳密に言えば、ルカが自分の音楽を聴いたのは初めてだったが、彼女の反応は、実際にはそうではないことを明らかにした-彼女はすでにそれをライヴで聴いていた」