HOME > ニュース >

スティングはポリス「Behind My Camel」が嫌い 演奏を拒否し完成を阻止するためにテープを庭に埋めたことも

2021/01/22 11:06掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
The Police / Zenyatta Mondatta
The Police / Zenyatta Mondatta
ポリス(The Police)のアルバム『Zenyatta Mondatta』に収録されているインストゥルメンタル曲「Behind My Camel」。アンディ・サマーズ(Andy Summers)によると、スティング(Sting)はこの曲を嫌っていて、スティングは演奏を拒否し、さらに完成させないようにするためにレコーディング・テープを庭に埋めたという。

この曲を書いたアンディ・サマーズは、英クラシック・ロック誌のインタビューの中で、当時のことを語っています。

「僕はいつももっと奇妙なものに興味を持っていたんだ。商業的なヒット曲はいつもスティングから出てくる感じだったけど、でも、この時はアルバムの曲数が足りなくて、“Behind My Camel”を提案した。僕は“これはどう?”と言ったらスティングは“そんなものはやらない!”と言ったんだ。実際、彼はテープを庭に埋めたと思うよ(笑)。スチュワート(コープランド)はやってくれたので、僕はベースを弾いたんだ」。

サマーズはレコーディング中の緊張感を「典型的なバンドネタ」と笑い飛ばしています。

スティングは2000年のリボルバー誌のインタビューで「あの曲が大嫌いだったから、ある日スタジオにいたとき、テープがテーブルの上にあるのを見つけたので、スタジオの裏に持って行って、実際に庭に埋めた」と認めています。

「Behind My Camel」の成功はそれほど期待されていませんでしたが、1982年のグラミー賞においてベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門の最優秀賞に輝いています。