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伝説のリズムマシンTR-808をモチーフにした“リズム脳育”児童書発売 紙製ふろく「TR-808」付き

2021/01/15 10:00掲載
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エイト・オー・エイト- 声と手拍子で遊ぶリズム絵本 -
エイト・オー・エイト- 声と手拍子で遊ぶリズム絵本 -
伝説のリズムマシンTR-808をモチーフにしたリズム遊びと物語の児童書『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 -』が発売決定。著者は、うる星やつら「ラムのラブソング」の作曲者としても知られる小林泉美。ローランドの協力のもとで制作。オリジナルのリズム・パターンを作って遊べる紙製ふろく「TR-808」を付属。1月26日発売

■『エイト・オー・エイト- 声と手拍子で遊ぶリズム絵本 -』

<本書の「8つ」のポイント>

① ありそうでなかった“リズム脳育”児童書!?
② モチーフは、リズムマシンの金字塔、RolandのTR-808
③ 「ラムのラブソング」の作曲者として知られる天才、小林“ミミ”泉美が執筆!
④ 子どものリズム感を養い、リズムの構造理解を促すリズム遊びを収録
⑤ デトロイト・テクノのレジェンド、A.Qadim Haqq 描き下ろしによるイラスト
⑥ オリジナルのリズム・パターンを作って遊べる紙製ふろく「TR-808」が付属
⑦ リズムと多元宇宙をテーマにした奇想天外な物語
⑧ 帯文は、電気グルーヴの石野卓球氏!


●“リズム脳育”児童書!?

右脳的な知覚、左脳的な概念理解、そして声や手拍子を用いた身体表現。これらをシンクロすることではじめて成立する本書のリズム遊びは、あたまと体を使う一種の知的な体操です。もちろん、予備知識は一切必要ありません。これまで多くの音楽児童書は、リズムと銘打つものも含めて、実は歌とメロディが内容の中心でした。対する本書の主役は、まさにリズムそのもの。音楽が鳴りはじめれば、誰が教えた訳でもないのに、手足でリズムをとり、居間のテレビ正面のステージで一心不乱にダンス。そんなすべての子どもたちのための、ありそうでなかった児童書です。子どもがひとりで、あるいは家族や友だちと、声と手拍子のリズム遊びをすることで、リズム感を養えるだけでなく、拍や小節、テンポ、グルーヴ、パートの概念といったリズムの基本構造も学ぶことができます。

●モチーフは日本が世界に誇るリズムマシン、TR-808

言わずと知れた世界のスーパースタンダードTR-808は、発売から40年以上が経過した今でも、そのサウンドを耳にしない日がないほどです。'80年代前半にヒップホップ、ハウス、テクノの創始者たちが使いはじめ、新しい音楽誕生のきっかけをもたらしたことから、ダンスミュージックを象徴するアイコンとしても、世界中で愛されています。本書では、そんなTR-808のこの上なくシンプルなインターフェースをお手本に、カラフルなボタンからなる“808マナー”で、全てのリズムをわかりやすく表しました。

●「ラムのラブソング」の小林“ミミ”泉美が執筆!

著者は『うる星やつら』『さすがの猿飛』『ストップ!! ひばりくん!』の主題歌で日本に「アニソン革命」を起こし、昨今のシティ・ポップの世界的流行により、あらためて注目を集める、小林“ミミ”泉美。'70〜'80年代は、自身のバンド・ソロ活動のほか、高中正義、松任谷由実、井上陽水などのライブで腕を鳴らし、'85年に渡英。ファンク、ラテン、アフロなどのスタイルを得意とする凄腕鍵盤奏者として、ヨーロッパを中心に現在も、ライブ活動を展開中。そんな小林が、自身の練習法などをもとにリズム遊びを考案、執筆しました。

●デトロイトのレジェンド、Haqqによる描き下ろしイラスト

ファンキーな表紙をはじめとする本書の全イラストは、なんとデトロイト・テクノの生き証人ともいうべき伝説的ビジュアリスト、A.Qadim Haqqの手によるもの。彼がこれまでに手掛けた数々の名盤のアートワークにも通じる独創的な世界感が、子どもたちの感性を否が応にも揺さぶります。

●史上初! 紙製「TR-808」付録つき
16本のバーを上下に動かしてオリジナルのリズムパターンを組むことができる仕掛け付録、その名も「TR-808」が付属します。



















■『エイト・オー・エイト- 声と手拍子で遊ぶリズム絵本 -』
著者 小林泉美
2021年1月26日(火)発売予定

定価 本体3,800円+税
判型 A4判
頁数 28ページ
仕様 リング製本
付録 紙製仕掛け付録「TR-808」付き
ISBN 978-4-9911538-0-8 C8773
対象年齢 小学1年生〜

企画・制作 monogon
出版 株式会社ソノリテ

<著者プロフィール>

●小林“ミミ”泉美 / 文
アニメ『うる星やつら』『さすがの猿飛』『ストップ!! ひばりくん!』など、数々のテーマ曲の作編曲と、ヴォーカルで知られる鍵盤奏者・作曲家。
1976年にASOCAを結成。1977年にメジャーデビュー後、“小林泉美& Flying Mimi Band”名義でアルバムを2枚、ソロ名義で4枚発表。
セッション・ミュージシャンとして、パラシュートや高中正義のバンドに参加するかたわら、松任谷由実や井上陽水のバックバンドでも活動した。1981年にアニメ『うる星やつら』の主題歌「ラムのラブソング」を作曲して名を広め、その後『うる星やつら』の関連曲を中心に、アニメや映画、ドラマなどの楽曲を手掛ける。1985年に渡英後は、R&Bユニット、Moves In Motionを結成したほか、Depeche ModeやSwing Out Sisterの音源にも参加。ベルリン・ダブ・テクノのパイオニアMoritz von Oswaldとのバンド活動、Derrick Mayの作品への参加など、クラブ・ミュージックにも接点を持つ。2017年以降は、アフロ・ファンクバンド、The Scorpiosのキーボーディストとして活躍中。シティ・ポップの世界的な流行によっても、新たな注目を集めて
いる。

●A. Qadim Haqq / 絵
ミシガン州デトロイト生まれ、デトロイト育ちのビジュアル・アーティスト/アフロ・フューチャリスト。デトロイト・テクノの最重要レーベルのひとつ、Transmatでの活動を皮切りに、1989年からテクノ音楽コミュニティに貢献する。1998年には、Underground Resistanceに加入。これまでに、数えきれないほど多くのデトロイト・テクノの名盤のアートワークを手掛けてきた彼の活動の歴史は、すなわちデトロイト・テクノの歴史といっても過言ではないほど。彼が手掛けた代表的なアートワークは、Juan Atkins、Metroplex、DerrickMay、Transmat、Underground Resistance、Kevin Saunderson、Carl Craig、Drexciyaなど、錚々たるアーティスト、レーベルの作品で目にすることができる。なお、幼少期に観た日本のアニメ、『Battle of the Planets』(『科学忍者隊ガッチャマン』のアメリカ版)、『Robotech』(『超時空要塞マクロス』『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』を再編集した海外版)は、彼の想像力の源泉のひとつになっている。2020年には、ドイツの名門テクノ・レーベルTresorより、グラフィック・ノベル『The Book of Drexciya Vol.1』を刊行した。

■『エイト・オー・エイト』ページ
https://www.monogon.tokyo/808