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ジェリー&ザ・ペースメイカーズのフロントマン、ジェリー・マースデンが死去

2021/01/04 11:39掲載(Last Update:2021/01/04 12:02)
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Gerry Marsden
Gerry Marsden
英リヴァプール出身で、マージービートを代表するバンドのひとつとして知られるジェリー&ザ・ペースメイカーズ(Gerry and the Pacemakers)。バンドのリーダーでリード・ヴォーカルのジェリー・マースデン(Gerry Marsden)が1月3日に死去。78歳でした。

マースデンの家族は声明で「ジェリーは、新型コロナウイルスとは関係のない短い病気の後、本日亡くなりました。彼の妻、娘たち、孫たちは打ちひしがれています」と述べています。マースデンは、検査で心臓に重い血液感染症があることが判明した後、12月26日に病院に入院していました。彼の娘のイヴェット・マーベックは、PA通信社に「いつもパパをとても誇りに思っています...彼は私たちのヒーローで素晴らしい人だった」と語っています。

ジェリー・マースデンは、自身を中心にジェリーの兄のフレディ・マースデンやレス・チャドウィックらが加わり、1959年にジェリー・マースデン&ザ・マーズ・バーズ(Gerry Marsden and The Mars Bars)としてバンドを結成。後に、ジェリー&ザ・ペースメイカーズと改名した。

1963年のデビューシングル「恋のテクニック(原題:How Do You Do It?)」から3作連続で全英チャート1位を獲得するなど、高い人気を獲得。マネージャーとプロデューサーはビートルズで知られるブライアン・エプスタイン、ジョージ・マーティンだった。

全英チャート1位を獲得した「You'll Never Walk Alone」は、地元のサッカー・クラブ、リヴァプールFCのアンセムとなり、長年愛されている。

ポール・マッカートニーは訃報を受け、追悼コメントを発表しています。

“ジェリーはリヴァプールでの初期の頃から仲間だった。彼と彼のグループは地元のシーンでは最大のライバルだった。彼の忘れられない「You'll Never Walk Alone」や「Ferry Cross the Mersey」のパフォーマンスは、ブリティッシュ・ミュージックの楽しい時代を思い出させるものとして、多くの人々の心に残っています...彼の妻ポーリーンと家族にお悔やみを申し上げます。またね、ジェリー。いつも笑顔で君を思い出すよ”