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『キネマ旬報』伝説の連載を書籍化 『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』発売

2020/12/28 19:30掲載
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『キネマ旬報』の伝説の連載「日本の映画音楽史を形作る人々」(戦前〜戦後編) を「アニメーション映画の系譜」篇も含めて収録した『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』がDU BOOKSから2021年2月発売予定。

武満徹、伊福部昭、 黛敏郎、佐藤勝、 芥川也寸志、 林光ほか、当時現役で活躍中だった音楽家たちの生の声を収録。監督の演出術にも及ぶ本格的な「映画音楽評論・史論」でありながら、平易な文体で映画を語る喜びに満ち溢れた、映画ファン必読の最重要文献
■『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』
秋山邦晴 (著), 高崎俊夫+朝倉史明 (編集)

6,800円(本体価格/税別)
ISBN 9784866471075
発売年月 2021年2月
版型 A5
ページ数 648ページ(予定)

<内容>

日本初の本格的トーキー映画公開80周年記念出版。
日本映画史の第一級資料。
映画ファン必読の最重要文献の書籍化。

「キネマ旬報」伝説の連載「日本の映画音楽史を形作る人々」( 戦前~戦後編) を、「 アニメーション映画の系譜 」篇も含めて収録。

武満徹、伊福部昭、 黛敏郎、佐藤勝、 芥川也寸志、 林光ほか、当時現役で活躍中だった音楽家たちの生の声を収録。監督の演出術にも及ぶ本格的な「映画音楽評論・史論」でありながら、平易な文体で映画を語る喜びに満ち溢れた、映画ファン必読の最重要文献。
秋山邦晴夫人・高橋アキさんインタヴューも新録。

高崎俊夫+朝倉史明 編

<著者について>

秋山邦晴(あきやま・くにはる)
1929年生まれ。音楽評論家、作曲家。戦後を代表する芸術グループのひとつである「実験工房」に武満徹や湯浅譲二らとともに参加。音楽作品に、「東京オリンピック選手村 食堂のための環境音楽」など。著書としては前掲書の他、『現代音楽をどう聴くか』(晶文社)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』上下(音楽之友社)、『エリック・サティ覚え書』(青土社)、『昭和の作曲家たち』(編:林淑姫、みすず書房)、武満徹との共著に『シネ・ミュージック講座―映画音楽の100年を聴く』(フィルムアート社)などがある。1996年逝去。

<編者略歴>

高崎俊夫(たかさき・としお)
1954年、福島県生まれ。編集者・映画批評家。『スターログ日本版』『月刊イメージフォーラム』編集部を経て、フリーランスの編集者に。編著に、女優・芦川いづみのスチール写真や最新インタビューをまとめた『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(朝倉史明との共編・文藝春秋)、『日活アクション無頼帖』(ワイズ出版)、『わが封殺せしリリシズム』(大島渚、清流出版)、『スクリプターはストリッパーではありません』(白鳥あかね、国書刊行会)、ほか多数。著書『祝祭の日々 私の映画アトランダム』(国書刊行会)はキネマ旬報「映画本大賞」を受賞。

朝倉史明(あさくら ふみあき)
1974年、神奈川県生まれ。編集者。大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(責任編集・監修:小西康陽、DU BOOKS)や、2016年版から毎年発行している『名画座手帳』(企画・監修:のむみち、往来座編集室)、1968年に引退し今も根強い人気を誇る女優・芦川いづみのデビュー65周年記念の単行本『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(高崎俊夫との共編、文藝春秋)などの編集の他、日活映画『事件記者』シリーズのオリジナル・サウンドトラックCD(CINEMA-KAN Label、音楽:三保敬太郎)のプロデュースを手掛ける。