アメリカンロック・バンドの
マウンテン(Mountain)を率いるギタリスト/ヴォーカリスト、
レスリー・ウェスト(Leslie West)が死去。ギターメーカーのDean Guitarsが発表。75歳でした。
Dean GuitarsはSNSに「ディーン・アーティストであり、ディーン・ファミリーの一員でもあるレスリー・ウェストが亡くなったことを聞いて、私たちは心を痛めています。伝説的で、他に類を見ないアーティストです。ご冥福をお祈りします」と投稿しています。
トゥイステッド・シスターのディー・スナイダーも訃報を伝えています。「マウンテンのレスリー・ウェストが亡くなった。彼の音楽は残っていますが、彼の素晴らしい精神はもうありません。俺は今、言葉にならないほど途方に暮れている...それは多くのことを物語っている。RIP my friend.」
レスリー・ウェストの健康状態が悪化しているというニュースは、彼の兄弟であるラリー・ウェスト・ワインスタインが12月21日にSNSでコメントしたことで広まりました。ワインスタインは、レスリー・ウェストは心停止後、瀕死の状態で人工呼吸器を装着していると述べていました。
レスリー・ウェストは1945年ニューヨーク市生まれ。ソウルグループのヴァグランツ(The Vagrant)で音楽活動を始め、シングル「I Can't Make a Friend」やオーティス・レディング「Respect」のカヴァーで成功を収めた。
1969年、ヴァグランツ時代に親交を深めたフェリックス・パパラルディがプロデュースしたアルバム『Mountain』でソロ・デビュー。同年にパパラルディと共にマウンテンを結成。1970年にバンドとしてのデビュー・アルバム『Climbing!(邦題:勝利への登攀)』をリリース。同アルバムからシングル・カットされた「Mississippi Queen」が全米21位のヒットとなった。この曲は、その後も何年にもわたってクラシック・ロック・ラジオ・ステーションの定番曲であり続けた。
マウンテンは1974年に一旦解散したが、ウェストはその後数十年に渡って何度もマウンテンを復活させ、メンバーであり続けた。
ウェストは過去10年間にいくつかの健康上の問題に苦しんだ。2011年には、糖尿病の合併症で右下肢を切断した。しかし、彼は生涯を通じてレコーディングと演奏を続けた。