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BMG 一部のレーベルで黒人と黒人以外のアーティストのロイヤリティに「著しい格差」があると報告

2020/12/19 17:06掲載
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レコードレーベル兼音楽出版社のBMGは6月より、黒人アーティストに公正な報酬が支払われているかどうかを判断するために、過去のレコード契約の監査を開始。調査にはかなり時間がかかりましたが、12月18日に調査結果を発表しています。

英BBCによると、2008年の設立以来、BMGが買収した33のレーベルのうち4つのレーベルでは、黒人アーティストに与えられるロイヤリティ率に「著しい違い」があったという。問題のレーベルは特定されていませんが、BMGは黒人ミュージシャンのロイヤリティ(印税)は黒人以外のアーティストに比べて最大3.4%低いと述べています。

調査を主導したベン・カトフスキーは「違いは必ずしも偏見の証拠ではありませんが、より詳細な注意を払う必要があるほど顕著な違いの例がありました」「私たちはこれを最後までやり通します」と述べています。

BMGは2009年から2016年までの7年間に100曲以上の楽曲カタログの権利を取得しています。ニーナ・シモン、ジョン・リー・フッカー、リトル・リチャード、シュガーヒル・ギャング、グランドマスター・フラッシュ、トゥーツ&ザ・メイタルズなど、影響力のある数十人の黒人アーティストのレコーディングの権利を所有しています。