世界各国の民族楽器について、どんな地域でどんな歴史があり、どんな魅力的な楽器があるのか、そしてどんな問題が起こっているのかなどを詳しく分かりやすく解説した入門書『入門 世界の民族楽器』が東京堂出版から12月25日発売。
■『入門 世界の民族楽器』
著者:若林忠宏 著
出版年月日:2020/12/25
ISBN:9784490210392
判型・ページ数:A5・400ページ
定価:本体3,800円+税
<内容>
民俗楽器の歴史や変遷、種類や奏法、民俗楽器の未来までを詳しく分かりやすく紹介した、民俗音楽を知る入門書の決定版。
世界各国の民族楽器について、その楽器を「形状からの分類」、「音の出し方からの分類」という音楽学の分類からの新設を含む楽器の解説、そして「楽器の歴史」、「古代から現代への楽器のうつりかわり」、「楽器の奏法」、「民族楽器の未来」などのように章立てし、民族楽器について、どんな地域でどんな歴史があり、どんな魅力的な楽器があるのか、そしてどんな問題が起こっているのかなど、民族楽器について興味のある読者向けに、詳しく分かりやすく解説した入門書。
<目次>
第1章:楽器の種類分けって、どんな?
第2章:楽器の歴史
第3章:楽器はどのように伝わり拡がっていったのか
第4章:民族楽器の未来と問題点など
<著者について>
若林忠宏
1956(昭和31)年、東京生まれ育ち。父親は元文学座俳優、後に独立し演出・戯曲翻訳家となった若林彰。母親はピアノ教師。中学2年生(1971)の頃、FM放送で世界の民族音楽と出逢ってから民族音楽探求を始める。 1978年に20年続けた、日本初の民族音楽専門ライブスポット・楽器店・民族音楽教室を始め、生徒は述べで400人。演奏活動は、4000回を超える。 全国の小中高校で民族音楽を紹介。秋田、福島、新潟、千葉、静岡、島根、福岡県、東京都では、中高校音楽教師の勉強会で講師を勤める。 1990年代末より、東京音大民族音楽研究所社会人講座、東京国際音楽療法学院の講師を勤める。題名のない音楽会、鑑定団、なるほどtheワールド、世界不思議発見、タモリ倶楽部などTV出演、J-Popアーティストのアルバム録音参加も多く、東京堂出版、岩波書店、ヤマハ、明治書院、ミネルヴァ書房などから著書は13冊。 中国、タイ、インド、パキスタン、ウズベキスタン、スペインで音楽研修を行った他、80年代の在京各国大使館、在日人会のイベントで演奏の常連となり、90年代の来日演奏家の多くに学び、世界に数十人の師匠が居る。世界120以上の地域の音楽・民族楽器、900種を奏で、所蔵資料は3000点を越え、「音の楽器事典CD」シリーズは90枚に及ぶ。2007年に九州に移転。Skypeによる全国の生徒への指導、演奏活動、音楽療法セラピー、滅びた楽器の復原製作500点と、保護猫活動、里山復興活動に尽力している。