連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック
毎回1本の番組でたった1曲のことだけを考える、NHK FMの音楽探究番組『しりすぎてるうた』。第10弾のテーマはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の「オープニングテーマ」。この曲についてについて細馬宏通(早稲田大学教授)、安田謙一(音楽評論家)の2人が語り尽くします。ゲストは『あまちゃん』のチーフ演出を担当した井上剛ディレクター。2021年1月3日(日)放送
■『しりすぎてるうた 「あまちゃん」オープニングテーマのすべて』
NHK FM 1月3日(日)午後9時00分〜午後10時00分
<番組紹介>
〜「あまちゃん」オープニングテーマのすべて〜
毎回1本の番組でたった1曲のことだけを考える「しりすぎてるうた」。
アバ「ダンシング・クイーン」、キャロル「ファンキーモンキーベイビー」、渡辺美里「My Revolution」、ワム!「ラスト・クリスマス」、プリンス「パープル・レイン」、デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」、チャック・ベリー「ジョニー・B・グッド」、「クイーン『ボヘミアン・ラプソディ』と遠藤賢司『不滅の男』」、ビートルズ「抱きしめたい」に続く第10弾!
今回考えるのは連続テレビ小説「あまちゃん」の「オープニングテーマ」。
番組初、歌詞のないインストゥルメンタルの登場です。毎朝(人によっては夜だったかもしれませんが…)テレビから流れてきたこの曲。大編成のにぎやかなバンドサウンドが鳴り響き、どんな楽器がどこで出てくるのか、今でもすみずみまで覚えているひともいるのでは?テレビ以外でもあちこちで聞くことができたこの曲、まさに「しりすぎてる」曲の一つでしょう。
そして毎週月曜日の放送で使われていた「ロングバージョン」でも1分半ほどの曲なんですが、この1曲で1時間も話すことがあるのか?いや、あるんです。1時間じゃ足りないくらい!
この「『あまちゃん』オープニングテーマ」一曲について、細馬宏通さん、安田謙一さんの2人が語り尽くします。
作品の成り立ちや背景、分析と蘊蓄と解釈、そして妄想を総動員。
緻密にして豪快な切り口、知性の向こうに「しょーもない」ことを愛してやまないお二人の呑気さな語り口に、笑いながらあっという間に時間が過ぎていくはず!
そして、今回は「あまちゃん」のチーフ演出を担当した井上剛ディレクターから、この曲の誕生にあたってどんなことが起こっていたのか、当時を振り返って話してもらいます。
聞けばかならずやその曲の聞こえ方や意味が激変、「知らないこと」「知りたいこと」「知らなくていいこと」が大量に分かる知的音楽探究!
なお、事前に「『あまちゃん』オープニングテーマ」を何度も聞いて頭の中でずっと鳴っているような「しりすぎてる」状態で番組をお聞き頂きますと、よりお楽しみ頂けると思います。
<出演者>
細馬宏通(早稲田大学教授)
会話や日常作業における声と動作の研究を行う一方で、さまざまなメディアに関する論考を行っている。著書に「二つの『この世界の片隅に』」、「うたのしくみ」、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」、「今日の『あまちゃん』から」など。バンド「かえる目」では作詞・作曲、ボーカルを担当。また「かえるさん」として、神戸の「音遊びの会」への参加の他、ミュージシャンとの共演、共作多数。
安田謙一(音楽評論家)
正式な肩書きは「ロック漫筆家」。CD監修・作詞・DJなども手がける。特異すぎる視点と飄々とした語り口でファンも多い。「なんとかと なんとかがいた なんとかズ」「神戸、書いてどうなるのか」「ライブ漫筆」など、著書も多数。
【ゲスト】
井上剛NHKディレクター…「あまちゃん」チーフ演出
番組ページ:
https://www4.nhk.or.jp/P3227/