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ザ・ポーグス シェイン・マガウアンの新ドキュメンタリー映画 シェイン独特の話し言葉は英国でも字幕対応に

2020/11/30 18:04掲載
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Crock of Gold - A Few Rounds with Shane MacGowan
Crock of Gold - A Few Rounds with Shane MacGowan
ザ・ポーグス(The Pogues)のフロントマン、シェイン・マガウアン(Shane MacGowan)の新しいドキュメンタリー映画『Crock of Gold - A Few Rounds with Shane MacGowan』は字幕なしで報道機関に送られましたが、シェインが言っていることを理解するのは難しいという意見があり、12月7日に英国とアイルランドで公開される映画版には字幕が追加されています。監督のジュリアン・テンプルは、シェイン独特の“アイルランド語と英語の奇妙なミックス”を理解するのは難しいかもしれないと認め、シェインの話す言葉を聞くことは時々「習得したリスニング能力」が必要かもしれないとも認めています。

テンプルは英BBCに、字幕を追加することは彼の選択ではないと語り、また「米国では字幕を付ける必要があることは分かっていた」「結局、それはディストリビューターが下す決定です」と言っています。

映画には、シェインとは30年来の友人であるジョニー・デップ(Johnny Depp)がプロデューサーとして参加しています。

プレスリリースによると、このドキュメンタリーは、未公開のアーカイブ映像や、シェインの友人や家族からの寄稿、特別に作られたアニメーションなどで構成。アニメーションは、政治的なイラストや米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボレーションで有名なウェールズのイラストレーター、ラルフ・ステッドマンとアニメーターのジョニー・ハリファックスによる作品です。

ジュリアン・テンプルは以前の声明で「シェイン・マガウアンの映画を作るのは簡単ではありません。一番近いと思うのは( イギリス王室から勲章も受けている動物学者)デイビッド・アッテンボローの映画です。自動撮影カメラ(主に野生動物を対象に赤外線センサー等を用いて自動で撮影する設置型のカメラ)を使います。いつの日かユキヒョウが引き金を引くことを期待するように待ち続けます。シェインの個性の唯一無二の力を実際に捉えたとき、たとえ一瞬であっても、それがすべて価値のあるものだったことに気付きます」と語っていました。

またジョニー・デップは「シェインのことは30年前から知っている。友人であり、20世紀の最も重要なアーティストの一人であり、人々に愛された詩人でもあるシェインの決定版な映画を制作できることを光栄に思います」と語っていました。

以下は以前に公開された映像

トレーラー映像