Judas Priest / Painkiller
ジューダス・プリースト(Judas Priest)の1990年アルバム『Painkiller』でベースを担当したのは、メンバーの
イアン・ヒル(Ian Hill)ではなく、現在は
ディープ・パープル(Deep Purple)に在籍するキーボード奏者の
ドン・エイリー(Don Airey)だった。ドン・エイリーが最新インタビューの中で明らかにしています。
ドン・エイリーは2002年にディープ・パープルに加入、それ以前はオジー・オズボーンやレインボーなどで活躍していました。
ドン・エイリーは『Painkiller』の「A Touch of Evil」でキーボードを演奏していたことは以前から報じられていましたが、ベースも担当していたことは今まで知られていませんでした。
AntiHero Magazineのインタビューで、ドンは彼のキーボードの貢献について「(ジューダス・プリーストは)それを気にしていたから、アルバムに僕のことをクレジットしなかったと思う。彼らは僕にお金を払った、それはいつも重要だ。でも、最近というか、ここ1ヶ月くらいのことなんだけど...素晴らしいアルバムだよ、『Painkiller』」
ドンによると、ジューダス・プリーストのドラマーであるスコット・トラヴィスがドンがこのアルバムでベースを弾いていることを暴露したそうです。
「ドラマーのスコット・トラヴィスがベース・パートは全て僕がミニ(Mini Moog)で演奏しているという秘密を漏らした。アルバム全体ではモーグ・ベースが使われていて、一部にはイアン・ヒルのベースもミックスされているんだ」
「当時はイアンの体調が悪くてセッションに参加していなかった。それで、僕がベースを全部やらされて、彼らはそれをそのまま使ったんだ。おかしな昔の仕事だよ。僕がキーボードを担当したのは1曲だけで、その曲が何だったかは覚えていない。昨日、彼らがそれについて話している記事を読んだばかりだ。僕はこのことについて今まで一言も話したことがない。エキサイティングなアルバムだった。彼らは素晴らしい人たちだよ」