HOME > ニュース >

電子書籍『ファンクの歴史(中): ファンク拡散編』リリース テーマは1970年代の「ファンク黄金期」

2020/11/01 19:03掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
ファンクの歴史(中): ファンク拡散編
ファンクの歴史(中): ファンク拡散編
ファンクが誕生する前から、現代まで、総じて約70年にもおよぶブラックミュージックの歴史を紐解く電子書籍『ファンクの歴史』。中巻『ファンク拡散編』がKindleでリリース。今回は1970年代の「ファンク黄金期」をテーマに、ファンクと16ビートの拡散の歴史を追いかけます。著者は、宇宙からやってきたファンク研究家Dr.ファンクシッテルー。表紙イラストは『とんかつDJアゲ太郎』の小山ゆうじろう
■『ファンクの歴史(中): ファンク拡散編』
Dr.ファンクシッテルー (著), 小山ゆうじろう (イラスト), Taa-Kung (編集)

<内容>

//ファンクの歴史書、決定版!///

1970年代に有名になっていったファンク。
そのリズムである「16ビート」は、どのようにして世界中に広まっていったのか?

本書では、ファンクが誕生する前から、現代まで、
総じて約70年にもおよぶブラックミュージックの歴史を紐解きます。

ファンクはいつ、だれが生み出したのか?
16ビートはどこからやってきたのか?
ディスコミュージックはどうやって誕生したのか?
ファンクと、ジャズ、ヒップホップ、ハウス、R&Bなどとの関係は?

これらの疑問にすべてお答えする、まさにファンクの入門書であり、
ブラックミュージック史としてもまったく新しい書となっています。

上巻では、ファンクの「誕生」について、ジャズやソウル、
ロックンロールなどの歴史的な影響にも触れながら書かせていただきました。
そしてこの中巻では、1970年代の「ファンク黄金期」をテーマに、
ファンクと16ビートの拡散の歴史を追いかけます。

登場するのは、
スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジェームス・ブラウン、JB's、
タワー・オブ・パワー、ミーターズ、
ブーツィー・コリンズ、パーラメント&ファンカデリック(P-FUNK)、
アース・ウィンド&ファイアー、シック、ドナ・サマーなど。

ファンク以外の音楽との関係性についても掘り下げているため、
モータウン、ニュー・ソウル、フィリー・ソウルなどのアーティストや、
ジャズファンク、ソウルジャズ、さらにファンクを取り入れたロック、
黎明期のヒップホップ、ハウス、テクノなども登場します。

さらに本書では、Apple Music、Spotifyのプレイリスト「ファンクの歴史」にアクセスすることで,
文中で紹介されている参考音源を探すことなく、音源を聴きながら読みすすめることができます。
書籍と音楽が一体化した、新しい体験のひとつだと言えるでしょう。


【CONTENTS】

第5章 1970年代通史
■1970年代前半「ファンクの時代」
■1970年代後半「ディスコの時代」

第6章 ファンクの拡散
■Sly & The Family Stone
■ベイエリア・ファンク,ニューオリンズ・ファンク
■ジャズファンク(ソウルジャズ),フュージョン
■ブーツィー・コリンズの登場――「JB's」

第7章 ファンクの本命 P-FUNK
■ジョージ・クリントン
■Parliament & Funkadelic(1970〜1974)
■P-FUNK(1975〜1977)
■P-FUNK(1977〜1980)

第8章 ソウルの中のファンク(1968〜1974)
■ソウルの16ビート化
■ニュー・ソウル
■フィリー・ソウル

第9章 ディスコ,そして新しい時代へ(1975〜1980)
■ディスコ
■Earth, Wind & The Fire,Chic
■新世代のダンスミュージック
■そして,ポスト・ディスコへ


【著者:Dr.ファンクシッテルー】
宇宙からやってきたファンク研究家。
ファンクバンド「KINZTO」のキーボード担当で、音楽ライターとしても活動。
「ファンクの歴史」をKindleで、「どこよりも詳しいvulfpeck」をnote無料記事にて執筆。
Twitterアカウントでは最新のファンクについての動向をツイート。

【表紙イラスト:小山ゆうじろう(Yujiro Koyama)】
1990年、東京都生まれ。まんが家。
2014年〜2017年、『少年ジャンプ+』にて、イーピャオと共に『とんかつDJアゲ太郎』を連載。2020年に実写映画化。