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「I Am Woman」 シンガーのヘレン・レディが死去

2020/09/30 12:15掲載
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Helen Reddy - Photograph: Michael Ochs Archives/Michael Ochs Archives/Getty Images
Helen Reddy - Photograph: Michael Ochs Archives/Michael Ochs Archives/Getty Images
1970年代に「I Am Woman(私は女)」など3曲が全米1位を記録した、オーストラリア出身のシンガー/俳優/活動家、ヘレン・レディ(Helen Reddy)が9月29日、 ロサンゼルスで死去。彼女の子供たちがレディのFacebookページで発表。レディは78歳でした。

ヘレン・レディはオーストラリアのビクトリア州メルボルン生まれ。ショービジネスの家族で育ち、幼い頃から演奏を始める。1960年代末にオーストラリアからアメリカのロサンゼルスに渡る。1970年代に、女性地位の向上を訴えた「I Am Woman(私は女)」や「Delta Dawn(デルタの夜明け)」「Angie Baby」の3曲が全米1位を記録するなど成功を収めた。

「I Am Woman」は大衆文化で大きな役割を果たし、「第二派フェミニズムのアンセム」となり、また彼女は「フェミニストのポスターガール」、「フェミニストのアイコン」として知られるようになった。

俳優としては、1977年映画『ピートとドラゴン』やミュージカル映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』などに出演した。

レディは1974年に米国に帰化し、民主党の政治家を支援する活動家としても知られた。

レディは2015年に認知症と診断され、ロサンゼルスの施設で介護を受けていた。

2020年には彼女を描いた伝記映画『I Am Woman』が海外でリリースされた