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「Treat Her Right」 テキサスのファンキー・ブルーアイド・ソウル・シンガー ロイ・ヘッドが死去

2020/09/22 16:10掲載
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Roy Head / Treat Her Right
Roy Head / Treat Her Right
1965年のヒット曲「Treat Her Right」で知られる、テキサスのファンキー・ブルーアイド・ソウル・シンガー、ロイ・ヘッド(Roy Head)が9月21日に死去。死因はまだ分かっていません。79歳でした。

ロイ・ヘッドは1941年テキサス州スリーリバーズ生まれ。1950年代中期からハイスクール仲間で結成したロイ・ヘッド&ザ・トレイツとして活動。カントリー・シーンから登場した白人アーティストながら、ジェームス・ブラウンばりのソウルフルなシャウトに加え、柔軟な体を活かした派手なダンス・パフォーマンスでも人気を博した。

最大のヒットは、テキサス流ロッキン・ギターにJBばりのファンキー・ビートが強烈な「Treat Her Right」で、ビートルズの「イエスタデイ」に阻まれてトップを逃すが、全米チャート最高2位を記録。この曲はクエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)の巻頭でも使用された。

その他の代表曲は「Apple Of My Eye」「My Babe」「Wigglin'」「Gigglin'」「You're Almost Tuf」など。

訃報を受け、ZZトップのビリー・ギボンズは「ロイ・ヘッドの訃報のニュースを聞いて、悲しみに暮れている。彼は本物のテキサス・ロックンソウルの天才であり、俺たちの初期の頃から...そして今もなおインスピレーションを与え続けている一人だ」と追悼コメントを発表しています