ディス・イズ・アメリカ「トランプ時代」のポップミュージック
激動する近年のアメリカ社会のなかでポップミュージックはなにを歌ってきたのか。音楽ジャーナリスト・高橋芳朗の書籍『ディス・イズ・アメリカ「トランプ時代」のポップミュージック』がスモール出版から9月29日発売。TBSラジオで放送された音楽特集から、アメリカの政治的/社会的トピックに関連する解説を抜粋して再構成した1冊。
■『ディス・イズ・アメリカ「トランプ時代」のポップミュージック』
高橋芳朗/著 TBSラジオ/編
発売日:2020年9月29日
四六判並製/272ページ
1500円+税
<内容>
Black Lives Matter、LGBTQ解放運動、#MeTooムーブメント
いま、アメリカのポップミュージックは何を歌っているのか?
TBSラジオの番組「ジェーン・スー 生活は踊る」「アフター6ジャンクション」「荻上チキ・Session-22」「荒川強啓デイ・キャッチ!」「ザ・トップ5」などの音楽特集からアメリカの政治的/社会的トピックに関連する解説を抜粋して再構成し、さらに音楽メディアに寄稿したコラムや評論、書き下ろしを加えて書籍化。激動する近年のアメリカ社会のなかでポップミュージックはなにを歌ってきたのか、2014年から2020年上半期までの動向を世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」を軸にして時系列でまとめた1冊です。
<主な登場アーティスト>
テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、ビヨンセ、ケンドリック・ラマー、マドンナ、ブルース・スプリングスティーン、ジェイ・Z、リゾ、リル・ナズ・X、ザ・チックス、ケイティ・ペリー、カーディ・B、デュア・リパ、ニール・ヤング ほか多数
<TBSラジオ パーソナリティ推薦コメント>
「アメリカのポップミュージックがなぜあれほど“強い”のか、その理由がよーくわかる名解説集! 読めば音楽がもっと好きになる」
ライムスター宇多丸
「音楽は、支配される者たちの誇りを守る盾であり、不躾な攻撃を蹴散らす剣だ。“いま我々が生きている時代を反映させることは、アーティストの責務である”というニーナ・シモンの言葉が忘れられない」
ジェーン・スー
「音楽と社会が、いかに響き合ってきたのか。これを理解すれば、あのミュージシャンがすごい理由も、炎上する理由も分かってしまう。ああ、高校時代に読みたかった!」
荻上チキ
<著者プロフィール>
高橋芳朗(たかはし・よしあき)
1969年生まれ、東京都港区出身。音楽雑誌の編集者を経てフリーの音楽ジャーナリスト/選曲家に。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」「アフター6ジャンクション」「荻上チキ・Session-22」などに出演しているほか、国内外のアーティストのオフィシャル取材や公式ライナーノーツ執筆も担当。近著は『生活が踊る歌 TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」音楽コラム傑作選』(駒草出版)。