シルヴァー・アップルズのシメオンが死去

米アラバマのメディアAL.comによると、米国のエレクトリック／サイケデリック・ロック・グループ、シルヴァー・アップルズ（Silver Apples）のシメオン（Simeon）が9月8日に死去。死因は発表されていません。82歳でした。

シルヴァー・アップルズは、シメオンことSimeon Oliver Coxe IIIと、ドラマーのダン・テイラーによって1967年に結成。シメオンが自作の電子機器「ザ・シメオン」とレコードのカット・アップ手法をまとめあげた上に、ダンが淡々としたビートを叩き出す彼らの先端的な音楽は、のちのサイケデリックロック、電子音楽、ポストロックに多大な影響を与えた。

シルヴァー・アップルズは1967年から1969年にかけて活動し、2枚のシングルと2枚のアルバムを発表。その後、1970年にグループは解散。しかし、1990年代半ばに再結成。以降は不定期で活動した。2005年にダン・テイラーが死去した後は基本的にシメオンのソロ・ユニットとして活動。最後のアルバムは2016年の『Clinging To A Dream』だった。