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ジョージ・リンチ、人種差別的な名前であることを理由にリンチ・モブを廃止 

2020/08/06 14:17掲載
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George Lynch
George Lynch
ドッケン(Dokken)などで知られるジョージ・リンチ(George Lynch)は、自身が率いるリンチ・モブ(Lynch Mob)について、バンド名が人種差別的な名前であることを理由に、今後この名前でレコーディングやパフォーマンスを行わないことを明らかにしています。

リンチ・モブは、ジョージ・リンチのラストネームをもじったものですが、フレーズとしてはアフリカ系アメリカ人を公開処刑する場に集まる群衆のことを指す言葉とも解釈できます。

リンチ・モブは、1990年にリリースしたデビュー・アルバム『Wicked Sensation』の発売30周年を記念し、同作を新たにリ・レコーディングしたアルバム『Wicked Sensation Reimagined』を8月28日に発売します。

リンチはAudio Ink Radioの新たなインタビューの中で、今回のリリースに続き、新たなオリジナル曲をリリースする予定はあるのかと尋ねられ、

「ないよ。機会はあったんだけどね。 今世界で色々なことが起きている中で、ある種の啓示のようなものを感じたんだ。俺は目が覚めて言った、このレコードは俺たちの最後の作品だ、最初のレコードに対する答えであるこのブックエンドを作ったので、ここでステージを離れるのが最適だ、と」。

「もちろん、(バンドの)名前自体は常に問題になっていたし、今はその名前を維持することは不適切だ。いろいろなことが重なったんだよ。様々な出来事が絡み合ってここまで来たんだけど、それを手放して、このレコードできれいに締めくくって、前に進むのはあらゆるレベルで理にかなっているんだ」

と話しています。

リンチは今後も音楽を作り、パフォーマンスを続けますが、リンチ・モブという名前ではやらないことを明らかにしています。「もうその名前でツアーをするつもりはないし、その名前でレコードを出すつもりもない。多分、これからも同じ連中と一緒にプレイするだろうね。違う名前で」と彼は言っています