名探偵・金田一耕助とおどろおどろしいマスク姿の佐清で有名な、映画『犬神家の一族』誕生の舞台裏。日本のエンターテインメントに革命を起こした男たちの野望とは? 2019年2月にNHK BSプレミアムで放送された『アナザーストーリーズ「犬神家の一族〜エンターテインメントの革命児たち〜」』の再放送が決定。8月11日(火)放送。
●『アナザーストーリーズ「犬神家の一族〜エンターテインメントの革命児たち〜」』
初回:NHK BSプレミアム 2019年2月26日
再放送:NHK BSプレミアム 2020年8月11日(火) 午後9:00〜午後10:00(60分)
あの、と思わず言いたくなる映画「犬神家の一族」誕生の舞台裏!おどろおどろしいマスク姿の佐清&凄惨な殺人、そこにまつわる数々の謎をとぼけた表情で推理する名探偵・金田一耕助の物語は、日本中に強烈なインパクトを与えた。だがご存じだろうか?あの映画製作のウラに、日本のエンターテインメントに革命を起こそうとした男たちの野心があったことを。映画未経験の出版社の若社長・角川春樹&鬼才・市川崑、知られざる物語!
☆1976年10月。公開された1本の映画が、日本のエンターテインメント界に新たな旋風を巻き起こした。その名は『犬神家の一族』。公開初日には数多くの人が並び、興行収入15億円以上の大ヒットを記録した。
☆ 『犬神家の一族』のトレードマークとなった、佐清(すけきよ)がかぶる白いマスク。監督の市川はグロテスクの中にもリアリティを追求し、製作担当者に何度もダメ出しをしたという。
☆この映画のプロデューサーは、当時34歳の角川春樹。若き二代目社長として中堅出版社を引き継いだ彼は、"過去の作家"となりつつあった横溝正史の探偵小説を文庫でシリーズ化、多くの人の手に取らせることに成功する。そして映画を"本を売る巨大な広告"ととらえ、様々なメディアミックスを仕掛けた。
☆名探偵・金田一耕介を演じたのは、当時お茶の間のアイドルだった石坂浩二。原作の設定に忠実な、お釜帽子にはかま姿で人気を博したが、市川には当初「天使のような存在だ」と言われ、どう演じてよいのか戸惑ったという。
【司会】松嶋菜々子,【出演】角川春樹,石坂浩二,【語り】濱田岳
番組ページ:
https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/