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シカゴにあるマディ・ウォーターズの旧宅を博物館&コミュニティセンターに改装するプロジェクト始動

2020/07/22 10:02掲載
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Muddy Waters and his house at 4339 S. Lake Park Ave. - Courtesy of the Muddy Waters Mojo Museum
Muddy Waters and his house at 4339 S. Lake Park Ave. - Courtesy of the Muddy Waters Mojo Museum
米イリノイ州シカゴにあるマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)の旧宅を博物館&コミュニティセンター「Muddy Waters MOJO Museum」に改装する計画が発表されています。

シカゴの新聞ハイド・パーク・ヘラルドによると、地域資産の保全活動を行う非営利団体ナショナル・トラスト(National Trust for Historic Preservation)は、ウォーターズのレンガ造りの家を「Muddy Waters MOJO Museum」に改装するために5万ドル(約530万円)の助成金を出しています。この助成金は、アフリカ系アメリカ人文化遺産活動基金(African American Cultural Heritage Action Fund)を通じて提供されます。

ウォーターズは1954年にこの家を購入し、その後20年間、リハーサルスタジオや多くのミュージシャンの仮住まいとして使用していました。ウォーターズが1983年に亡くなったあとは劣化が進み、2013年には、シカゴ市建築局から安全ではないと判断され、建物は取り壊しの危機にさらされていました。

今回の改装プロジェクトは、ウォーターズのひ孫であるチャンドラ・クーパーが率いています。「Muddy Waters MOJO Museum」は、ウォーターズとブルースに焦点を当てたコミュニティセンターと地域博物館を構想しています。

チャンドラ・クーパーは、

「年配のアーティストもサポートできるようにしたいし、地下は、ちょっとしたレコーディングができるような小さな会場にしたいと思っています。というのも、下の階はレコーディングスタジオではなく、リハーサルスタジオだったので、それを全体の体験に取り入れたいと思っているからです」

と話しており、また小規模なパフォーマンスを開催できるコミュニティガーデンの併設も計画しています。クーパーはこのプロジェクトを2年以内に完成させたいと考えています。

クーパーは「この家をこれ以上の劣化から救うことができるので、助成金を得られたことはとても意義があります」と話しています