Royal Albert Hall, London (Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images).
【Update:2020/08/01 14:40】
劇場や音楽会場の規制緩和は8月1日から始まる予定でしたが、ウイルスの感染拡大が懸念されるため、再開は、少なくとも8月15日まで延期されることになったと、ボリス・ジョンソン首相が発表しています
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【オリジナル】
段階的に規制緩和を進めているイングランドは、早ければ8月1日にも、ソーシャルディスタンスの確保など感染対策をとったうえで屋内コンサートを再開すると発表しています。これは政府による芸術会場の再開に向けた5段階の計画の第4段階であたります。
英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ相、オリバー・ダウデンは、自身のツイッターに
「8月1日から、ソーシャルディスタンスを保った観客は、劇場や音楽ホール、その他の会場で演奏を楽しむことができます。これは、ロンドン交響楽団などとの試験的な取り組みに基づいています。文化のためのロードマップの第4段階に進むことができたことをとても嬉しく思っています」
とツイートしています。
屋内でのライブイベントの再開は許可されますが、ソーシャルディスタンスの確保、会場の収容人数の削減、オンラインチケット販売の必要性、頻繁な会場の消毒、時間差のある公演スケジュールなど、厳格なガイドラインが設けられています。
オリバー・ダウデンは、今回の計画について「正常化への道の第一歩」と述べていますが、業界関係者によると、第5段階が始まり、より多くの観客が集まるようになるまでは、劇場や音楽会場は本格的に再開できず、財政的にも生き残れないだろう話しています。
今回の再開戦略はイングランドにのみ適用され、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドには適用されません。