グラインドコアの始祖
ナパーム・デス(Napalm Death)は、5年ぶりの新スタジオ・アルバム『Throes Of Joy In The Jaws Of Defeatism』を海外で9月18日発売。リリース元はCentury Media Records。
スタジオ・アルバムのリリースは2015年の『Apex Predator - Easy Meat』以来。通算16作目。
新作は長年のコラボレーターであるラス・ラッセルがプロデュース。アルバム・カヴァーのアートワークはデンマークのデザイナーFrode Syltheが再び手掛けています。
アルバムからの1stシングルは7月24日にリリースされる予定です。
新作についてフロントマンのマーク・グリーンウェイは以下のように語っています。
「このアルバムの歌詞の方向性を考え始めた時に頭に浮かんだフレーズは“the other”だった。当時、移住してきた人から流動的なセクシュアリティを持つ人まで、あらゆる人に対して恐怖やパラノイアが急速に高まっていた」
「もちろん、誰もがそのような反応をするわけではないが、基本的な理解の欠如でさえ、時間が経つにつれて有害になることがある。これが全く新しい現象だとは言わないが、最近の歴史の中で、より政治的な世界で特に攻撃的な考えを持っている人たちによって煽られており、これまで通り、基本的な人間性と万人との連帯を支持することが自然な解毒剤になるのではないかと感じていた」
「このアートワークでは、平和と協力の象徴として広く知られている白いハトを中心に描かれている。ハトは消毒した手で非常に激しく傷つけられており、死んだときは特に折れて血が流れている」
「しかし、暴力を通して、ハトの胸の血の中に平等の象徴を見ることができ、それはおそらく、少なくとも視覚的には、平等が最後には切り抜けることを示している。多くのネガティブなものがある中でのポジティブな要素は、アルバムのタイトル自体がちょっとした矛盾のようなもので、ネガティブさの中でも人間性を讃えているのだ」
■『Throes Of Joy In The Jaws Of Defeatism』
01. F**k the Factoid
02. Backlash Just Because
03. That Curse of Being in Thrall
04. Contagion
05. Joie De Ne Pas Vivre
06. Invigorating Clutch
07. Zero Gravitas Chamber
08. Fluxing of the Muscle
09. Amoral
10. Throes of Joy in the Jaws of Defeatism
11. Acting in Gouged Faith
12. A Bellyful of Salt and Spleen