ポール・サイモンの「Kodachrome」、ボブ・シーガーの「Mainstreet」、ロッド・スチュワートの「Tonight's the Night」など数多くの名曲で演奏した、マッスル・ショールズ・リズム・セクションのギタリスト、ピート・カー(ジェシー・ウィラード "ピート "カー/Jesse Willard "Pete" Car)が6月27日、アラバマ州フィレンツェで死去。マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオのFacebookページにて発表されています。70歳でした。
ピート・カーは米フロリダ州デイトナビーチ生まれ。60年代半ばに音楽家仲間のデュアン・オールマンとグレッグ・オールマンと親しくなり、オールマン兄弟らとアワー・グラスを結成。カーはベースを演奏した。このバンドは短命に終わったが、オールマン兄弟はその後、オールマン・ブラザーズ・バンドを結成して成功を収めた。
カーはセッション・ミュージシャンとしての道を選び、1971年にはアラバマ州のマッスル・ショールズ・リズム・セクションのリード・ギタリストとなった。その後10年以上に渡り、ジョー・コッカー、ボズ・スキャッグス、ウィルソン・ピケットをはじめ、ポップ&ロックの数え切れないほどのレコーディングに参加した。