バルセロナの歴史あるオペラ劇場　満員の観客で営業再開　席を埋めたのは人間ではなく観葉植物

バルセロナの歴史あるオペラ劇場、満員の観客で営業再開。ただし、席を埋めたのは人間ではなく、観葉植物。2,292の観葉植物を観客に演奏を行っています。

スペインのバルセロナにある「リセウ大劇場（Gran Teatro del Liceu）」は1847年オープンのオペラ劇場。新型コロナウイルスの影響で数ヶ月間閉鎖されていましたが、6月22日にようやく営業を再開しています。

初日はコンセプチュアル・アーティストのユージェニオ・アンプディアと協力して、2,292の観葉植物を観客に、弦楽四重奏団がジャコモ・プッチーニ作「菊（Crisantemi）」を演奏しています。この模様はリセウ大劇場のウェブサイトでライヴ・ストリーミング配信され、映像はアーカイブ公開されています。

植物は地元の苗床から提供され、公演後はバルセロナの病院を中心に医療関係者に寄贈されました。