『バットマン・フォーエヴァー』『ロストボーイ』『セント・エルモス・ファイアー』『フォーン・ブース』などの映画に加えて、シール、INXS、スマッシング・パンプキンズなどのミュージックビデオを監督した、米ニューヨーク出身の映画監督ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)が死去。Varietyやハリウッド・リポーターによると、6月22日、1年に及ぶ癌の闘病生活の末、ニューヨークで亡くなったと彼の代理人が発表しています。シュマッカーは80歳でした。
ニューヨークで生まれ育ったジョエル・シュマッカーは、パーソンズ美術大学で学び、ファッション業界で働くようになる。しばらくして映画やテレビのコスチュームデザイナーとして働き始める。その後、脚本を書くようになり、そのうちに1本が1976年に『カー・ウォッシュ』として映画化。1980年にはリリー・トムリン主演のコメディ映画『縮みゆく女』で映画監督としてデビューした。
シュマッカーは80年代と90年代の最も成功した監督の1人であり、80年代には『セント・エルモス・ファイアー』(1985年)などがヒット。カルト的人気を誇る『ロストボーイ』(1987年)も発表。90年代には『愛の選択』(1991年)、『フォーリング・ダウン』(1993年)、『ザ・クライアント 依頼人』(1994年)、『バットマン・フォーエヴァー』(1995年)、『評決のとき』(1996年)、『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)、『8mm』(1999年)を監督した。
2000年代は『フォーン・ブース』(2002年)、『オペラ座の怪人』(2004年)などを監督した。
シュマッカーはINXS「Devil Inside」、シール「Kiss from a Rose」、スマッシング・パンプキンズ「The End is the Beginning is the End」などのミュージックビデオも監督した。
プライベートではゲイであることを公にしていた