英国ジャズ/ジャズ・ロック・シーンを代表するピアニスト/作曲家、
キース・ティペット(Keith Tippett)が死去。キース・ティペットの公式Facebookページで発表。死因は明らかにされていませんが、ティペットは2018年に心臓発作と肺炎の合併症を患ったことが発表されていました。ティペットは72歳でした。
キース・ティペットは英ブリストル生まれ。60年代末に拠点をロンドンに移し、自らのグループを率いてジャズ・シーンで活躍。また70年代初頭には
キング・クリムゾン(King Crimson)のアルバムに参加し、その独特の演奏で世界的注目を集める。ロバート・フリップに大きな影響を与えた。その後もジャズ、ロック、ポップスの膨大な数のセッションに参加し、多くのアルバムに名を刻んだ。
耽美的・幻想的作風のインタープレイや多彩なテクニック、完全即興の演奏など、ティペットはジャズ・ファンのみならず、ロック、現代音楽、アヴァンギャルドなど、幅広い音楽ファンの間で支持された。