表紙巻頭はノラ・ジョーンズ。『JAZZ JAPAN Vol.119』が6月22日発売。新作『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』を完成させたノラからの世界の人々へのメッセージとはいかなるものか。その真意を探る。特集は「スタンリー・タレンタイン」
■YOUNG GUITAR 2020年8月号増刊
『JAZZ JAPAN Vol.119』
A4変型判/176頁/定価1,049円(税込)/6月22日発売
<内容>
不安に囲まれ、困難に立ち向かいながらも “それでも私は生きている” ノラ・ジョーンズ
■表紙巻頭:ノラ・ジョーンズ
『デイ・ブレイクス』以来4年ぶりとなる新作『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』だが、ノラにはアルバムをリリースするつもりは全くなかったという。それを変えさせたのはコロナウィルスにより世界中に蔓延していた閉塞感。書き溜めてあった曲が失望から希望へと向かう歌詞によってつなぎとめられていたことに気づき、アルバムで音楽を発表することへのモティベーションを再び高め、新作として完成させたのだ。ノラからの世界の人々へのメッセージとはいかなるものか。その真意を探ってみた。
■特集 スタンリー・タレンタイン
ブルーノートの看板アーティストとなり,シャーリー・スコットとのおしどり夫婦コンビ、CTIでのクロスオーバー路線を経て、ファンタジー/エレクトラでのアフロアメリカン・ポップを大いに取り入れた音楽性で大成功を収めたスタンリー・タレンタイン。没後20年を経ても迫り来る怒涛のテナー、その真価とジャズ/米音楽界に残した足跡を二つの視点から辿る。
■小曽根真&アラン・ギルバート
「小曽根真&アラン・ギルバート“Jazz meets Classic” with 東京都交響楽団」が、7月25日,26日に開催される。今回のハイライト、小曽根作のピアノ協奏曲〈もがみ〉にかける想いとは。
■カルテットによる26年ぶりの新作
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド
・中村照夫フォト・ギャラリー/アーティストが捉えた音の聞こえる光景
・Covid-19と米ジャズ・シーンの4ヶ月/アメリカでは何が起こっているのか