グラミー賞 「アーバン」カテゴリーの名称や「最優秀新人賞」候補者資格などを変更
2020/06/11 09:09掲載
Grammy Awards
グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーは、グラミー賞についていくつかの新しい変更を発表しています。
グラミー賞は「アーバン」という言葉の使用をやめて、「最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞(Best Urban Contemporary Album)」は「最優秀プログレッシブR&Bアルバム(Best Progressive R&B Album)」に、「最優秀ラテン・ロック、アーバン、オルタナティヴ・アルバム賞(Best Latin Rock, Urban or Alternative Album)」は「最優秀ラテン・ロック、オルタナティヴ・アルバム賞(Best Latin Rock or Alternative Album)」と変更されます。
「“アーバン”という言葉には、いくつかの不快な感情がありました」「R&Bコミュニティでは徐々に変化が進んでいると思います。(アカデミー内で)議論されてきました。時折、ちょっとした論争になっていました」と、レコーディングアカデミーの会長兼CEOであるHarvey Mason、Jr . は米ビルボード誌に語っています。
ただし、レコーディング・アカデミーは「アーバン」の使用を完全にやめたわけではなく、「ラテン・ポップ」を「最優秀ラテン・ポップ、アーバン・アルバム(Best Latin Pop or Urban Album)」に変更しています。米Pitchforkは、レコーディングアカデミーの代表の話として、「最優秀ラテン・ポップ、アーバン・アルバム」の名称は今後修正される可能性があると伝えています。
また、「Best Rap/Sung Performance」は「Best Melodic Rap Performance」に改名され、「最優秀新人賞(Best New Artist)」では、過去にリリースされた作品数の制限が撤廃され、審査委員会の判断に委ねられています。