VA / Bluenote Re:imgained
ブルーノートの歴史を代表する名曲を、現代UKジャズ・シーンの才能溢れるミュージシャンたちが新たにカヴァーするアルバム『Bluenote Re:imgained』が9月25日発売。
デッカ・レコードとブルーノートがタッグを組んだこのアルバムには、シャバカ・ハッチングス、エズラ・コレクティヴ、ヌバイア・ガルシア、ミスター・ジュークス、スチーム・ダウン、スキニー・ペレンベ、エマ=ジーン・サックレイ、ポピー・アジュダ、ジョーダン・ラカイ、フィア、イシュマエル・アンサンブル、ブルー・ラブ・ビーツ、メルト・ユアセルフ・ダウン、ヤスミン・レイシー、アルファ・ミスト、ジョルジャ・スミスなど、ジャズ、ソウル、R&Bのシーンで世界的に活躍する気鋭のアーティストが参加。
アルバムの全貌は後日発表されます。
この作品からジョルジャ・スミスによる「Rose Rouge」が聴けます
以下インフォメーションより
サンジェルマンが2000年に発表し150万枚のヒットとなったアルバム『ツーリスト』に収録されたオリジナル・ヴァージョンでは、マリーナ・ショウのアルバム『ライヴ・アット・モントルー』からフレーズがサンプリングされていたが、今回のジョルジャ・スミスのヴァージョンはソウル、ジャズ、そしてレゲエの流れを汲んでおり、ブルーノート・レーベルの美学を見事に体現しているトラックとなっている。
ブルーノートは2019年に創立80周年を迎え、ジャズの歴史を彩ってきたカタログに再び光をあてており、今回の「リイマジンド」プロジェクトでは数々の伝説的なミュージシャンによる楽曲がフィーチャーされている。エズラ・コレクティヴはウェイン・ショーターの「フットプリンツ」を、その他ハービー・ハンコック、ボビー・ハッチャーソン、ジョー・ヘンダーソン、ドナルド・バード、エディ・ヘンダーソン、マッコイ・タイナー、アンドリュー・ヒルなどによる楽曲に新たな解釈が施されている。
今回のアルバムについて、ジョルジャ・スミスは、「今回のブルーノートのアルバムにエズラ・コレクティヴや他の素晴らしいミュージシャンと参加し、サンジェルマンの「ローズ・ルージュ」を新たにレコーディング出来たのはとても光栄なことよ」と語っている。
その他コメントは以下の通り。
エズラ・コレクティヴ:
「このプロジェクトは僕たちにとってとても大きな意味がある。ブルーノートにはジャズの全てが詰まっているんだ。ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターからロバート・グラスパーやホセ・ジェイムズまで、時代に適応しながらもブルーノートは常にスウィングしてきた。何十年にもわたってインスピレーションの源だし、今回このアルバムに携われるなんて夢のようだよ。今回僕たちが録音した「フットプリンツ」は10代の頃覚えて、それからずっと演奏している曲だ。僕たちのヒーローであるウェイン・ショーターに敬意を表し、バンドとしての足跡を記録するのには完璧な選曲だと思ったよ」
ドン・ウォズ (ブルーノート・レコード社長)
「ブルーノートの音楽には、アーティストが常にコンテンポラリーな音楽を推し進めてきたという81年の歴史が詰まっています。『ブルーノート・リイマジンド』では、UKジャズ最高峰の若いアーティストのレンズを通してレーベルの伝説を見ることにより、その伝統が受け継がれていると言えるでしょう」
レイチェル・ホルムバーグ (デッカ・レコード)
「『ブルーノート・リイマジンド』では、この伝説的なジャズ・レーベルの名曲が、今日の才能溢れるアーティストたちの手により讃えられています。参加アーティストの多くはブルーノートのカタログを聴きながら育ち、音楽を生業とすることをインスパイアしてきました。例えばエズラ・コレクティヴにとって、ウェイン・ショーターの「フットプリンツ」は彼らが最初に覚えて演奏した曲であり、それらの事実はこのアルバムを皆さんと共有することをより重要なものとしています」
グライムやトラップ、アフロビートやヒップホップなど、近年様々なジャンルが交じり合い新たな音楽が誕生しつつあるが、新しいジャズ・シーンではその変化をメインストリームへ積極的に取り入れている。『ブルーノート・リイマジンド』では、現在進行形であるこのムーブメントの多様性やエネルギーが見事に表現されている。