『レコード・コレクターズ 7月号』の特集は、先月号に続きシティ・ポップ・ランキングの80年代編「シティ・ポップの名曲ベスト100 1980-1989」。また、シティ・ポップの文脈でも今また注目を集めている小林泉美の特集、そして「キング・クリムゾン“キャット・フード”」の特集も。6月15日発売
■『レコード・コレクターズ 2020年7月号』
【特集】 シティ・ポップの名曲ベスト100 1980-1989
先月に続きシティ・ポップ・ランキングの80年代編をお届けします。今回は80〜89年に発売された楽曲から筆者の方々に選んでいただき、ランキングを決定しました。80年代に入ると、70年代に活動を始めたアーティストたちが本格的にブレイクしたことや、スタジオで活躍するミュージシャンたちもどんどんソロ・アーティストとしての活動を始めたことでより層が厚くなり、実に数多くの作品が残されました。近年の発掘/再評価で、汲めども尽きぬこの時代の音楽の魅力に光があたったのです。
■ Night Tempo インタヴュー〜ネット世代から聴かれるポイントは、どれだけ乗れるビートがあるかが大きいと思います(柴崎祐二)
■ 本誌執筆陣25人の投票によって選ばれた必聴の100曲(池上尚志、遠藤哲夫、小川真一、片島吉章、金澤寿和、ガモウユウイチ、小山守、サエキけんぞう、篠原章、柴崎祐二、ヒロ宗和、武田昭彦、立川芳雄、中村彰秀、祢屋康、人見欣幸、藤井陽一、馬飼野元宏、松永良平、村尾泰郎、村田健人、安田謙一、油納将志、除川哲朗、渡辺亨)
■ シティ・ポップ 1980-1989 総得票数ランキング
■ 選者からのもうひとつのおすすめ曲(池上尚志、遠藤哲夫、小川真一、片島吉章、金澤寿和、ガモウユウイチ、小山守、サエキけんぞう、篠原章、柴崎祐二、ヒロ宗和、武田昭彦、立川芳雄、中村彰秀、人見欣幸、藤井陽一、馬飼野元宏、松永良平、村尾泰郎、安田謙一、油納将志、除川哲朗、渡辺亨)
■ 機材や技術の変遷とともに誕生したシティ・ポップのサウンド(中村公輔)
■ 選者アンケート〜私にとっての80年代シティ・ポップ
【特集】 小林泉美
本特集でスポットを当てる小林泉美は、テレビアニメ「うる星やつら」の主題歌「ラムのラブソング」で知られている、というのが一番通りがいいかもしれません。加えて、シティ・ポップの文脈でも今また注目を集めている彼女ですが、その才能はとても一言では語ることができません。職能や国境などまったく意に介さないその胸のすく活躍ぶりを、本人の貴重な証言を中心に、ソロ・アーティストとして、セッション・プレイヤーや作編曲家としての概略も交えつつ、振り返ってみたいと思います。
■ 日本では狭すぎた異能の鍵盤奏者が語る、多彩にもほどがある音楽人生(池上尚志)
■ 小林泉美 ディスコグラフィー(池上尚志)
オリジナル・アルバム
シングル
■ 主な曲提供/セッション参加作品(ガモウユウイチ)
【特集】 キング・クリムゾン「キャット・フード」
■ バンド編成を絶対視しない姿勢ゆえに生まれた、“未来”を象った楽曲(松井巧)
■ 「キャット・フード」を読み解くカギとなるアルバム5選(小山哲人)
■ デラックス・エディション紹介(石川真一)
□ YMO
派生物も含め関連パッケージを集大成する形でリイシューされた『TECHNODON』(田山三樹)
□ ボブ・マーリー
生誕75周年を祝う各種企画とコロナ禍の世界でさらなる拡がりを持つオリジナル・アルバムの再発(大鷹俊一)
□ 坂本龍一
21世紀のいま聴いても尖った音楽性を追体験できるアナログ復刻シリーズ(武田昭彦)
□ ザ・ローリング・ストーンズ
世界中からの共感を呼んだ8年ぶりの新曲「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」(藤井貴之)
□ ボブ・ディラン
最新アルバムに先駆けて初の全米1位シングルを含む2曲が先行配信(宇田和弘)
□ ポール・ウェラー
現在進行形のR&Bロックをかき鳴らす新作『オン・サンセット』(行川和彦)
□ フランク・シナトラ
ネルソン・リドルと組んだ大ヒット作が新たなステレオ・ミックスで(片島吉章)