ジミー・コブは、1929年にワシントンD.C.で生まれる。21歳の時にライオネル・ハンプトン楽団にも所属していたサックス奏者アール・ボスティックの録音に参加して音楽人生がスタートする。その後、ウイントン・ケリー、ウェス・モンゴメリー、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン等のバンドで活動。彼の名前を有名にしたのは1958年からフィリー・ジョー・ジョーンズの後任として参加したマイルス・デイヴィスのグループでの活躍。歴史的名盤『Kind of Blue』のレコーディングにも参加した。マイルス・デイヴィスを支えたウィントン・ケリー、ポール・チェンバースとのトリオは、今も語り継がれるジャズ界最高のリズムセクションとして名高い。