Yo-Yo Ma - Photo by Jason Bell
現代最高峰のチェリストのひとり、
ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)は、「バッハ:無伴奏チェロ組曲」全曲演奏のライヴ・ストリーミングを発表。新型コロナウイルスで亡くなった方々の追悼と、社会の力強い再生へ思いを捧げるヨーヨー・マの演奏は、ボストンのクラシック専門ラジオ局WCRBのスタジオからライヴ配信される予定です。配信はヨーヨー・マのYouTubeチャンネルで日本時間5月25日(月)午前4時から
以下インフォメーションより
バッハの「無伴奏チェロ組曲」はチェリストにとってバイブルと言われる最難関レパートリーだ。ヨーヨー・マは音楽家だった父親の手ほどきで4歳の時からこの曲を弾き始め、以来毎日欠かさずこの曲を演奏してきたという。
「バッハの音楽は人生のどんな時に聴いても心に寄り添って生きる力を与えてくれる。60年にわたって辛い時や華やかな祝いの時も、喪失の悲しみの中にあっても僕を支え、慰め、希望をもたらしてくれる」とコメントしている。
ヨーヨー・マはこれまで1982年,1994-1997年、2017年の計3回にわたって無伴奏全曲録音を発表。それぞれがヨーヨー・マの代表作としてベストセラーになっている。20代の録音はその鮮やかなテクニックとみずみずしい音楽性が絶賛されグラミー賞を受賞した。40代で録音した無伴奏は、第1番から第6番までを異なるジャンルで活躍するアーティスト(坂東玉三郎、マーク・モリス・ダンス・グループ、アトム・エゴヤン等)とのコラボレーションにより映像作品として完成させ、エミー賞を受賞。チェロという楽器の可能性を追求し、ジャンルや文化の違い等あらゆる境界線を超越してきたヨーヨー・マは100枚を超すアルバムをリリース、全世界で700万枚以上の売上を記録した。グラミー賞19回受賞。2018年夏から 「バッハ:無伴奏」を全世界36箇所で演奏する「バッハプロジェクト」を各地で行っており、11月16日沖縄での公演が予定されている。