米国のブルースマン、ギター&キーボード奏者の
ラッキー・ピータースン(Lucky Peterson)が5月17日、米テキサス州ダラスで死去。彼のFacebookページで発表。発表によると、病気になって自宅にいた彼は、危篤状態で病院に運ばれましたが、残念ながら回復することはありませんでした。死因はまだわかっていません。55歳でした。
ラッキー・ピータースンは米ニューヨーク州バッファロー生まれ、本名はジャッジ・キニース・ピータースン(Judge Kenneth Peterson)。父親のジェイムズ・ピータースンは著名なブルースギタリストであり、多くのジャンルの偉人が立ち寄ったクラブ、Governor’s Innのオーナーだったので、幼い時からブルースに親しんで育った。
わずか5歳で、ウィリー・ディクスンのプロデュースでデビュー。その後、リトル・ミルトン、ボビー・ブランドのバックをつとめ、1989年に本格的にソロとして活動を始める。
キーボードのみならずギターもこなし、ギターを弾きながら会場を練り歩くというエネルギッシュなライヴは定評がある。1994年のアルバム『Beyond Cool』は90年代のコンテンポラリー・ブルースの名盤として知られている