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アメリカ南部のライヴ会場 コンサート開催を発表、6フィート以上離れた座席構成で入場時に体温測定&マスク着用

2020/05/06 17:00掲載(Last Update:2020/05/13 10:38)
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【座席表】Travis McCready of Bishop Gunn - 2020-5-15 - TempleLive Fort Smith, Fort Smith, AR
【座席表】Travis McCready of Bishop Gunn - 2020-5-15 - TempleLive Fort Smith, Fort Smith, AR
米ビルボード誌によると、アメリカ南部のアーカンソー州にあるライヴ会場TempleLiveは、5月15日に、カントリーロックバンド、ビショップ・ガンのフロントマンであるトラヴィス・マクレディのコンサートを開催すると発表。3月中旬に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大規模なイベントの開催が禁止されて以来、米国で最初に行われる大規模なライヴ・コンサートとなるだろうと言われています。

このライヴ会場TempleLiveの最大収容人数は1,100人ですが、今回のコンサートでは229席に縮小されています。当日は、2〜12人で構成されるグループがそれぞれ6フィート(約1.8メートル)以上離れた座席に着くというソーシャル・ディスタンスを徹底した座席の構成となる予定です(写真上参照)。

コンサートの参加者は全員、入場時に体温を測り、一方通行の通路を利用して移動します。またマスクを着用する必要があり、マスクは会場でも販売されます。さらに各トイレには10名の制限が設けられています。

【Update:2020/05/13 10:37】
アーカンソー州のエイサ・ハッチンソン知事は記者会見で、このコンサートの会場TempleLiveに対して、アーカンソー州保健省が中止命令を出すと発表しています。

ライヴ会場の再開を認める知事の指示は5月18日から有効のため、知事は記者会見で「このコンサートは私たちの承認を得ていません。承認日の3日前であり、他にもいくつかの問題があります」「私たちは彼らの計画を検討しましたが、計画も不十分です」と語っています。

TempleLiveは今回、229席に減らして開催する計画ですが、知事の指示では会場の観客数を50人に制限しています。

TempleLiveのマイク・ブラウンは40/29 Newsに、知事の警告にもかかわらず、会場はコンサートを進める予定であると語っています。アーカンソー州財務省のスコット・ハーディンは、州のアルコール飲料取締局が会場の酒類免許を取り消す可能性があると示唆しています。