新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、コンサートの延期や中止が相次ぎ、アーティストが収入を断たれ困難に直面している中、音楽配信・販売サイトBandcampは、アーティストをサポートするために、再びアーティスト・サポート・デイを行います。5月1日(現地時間)の24時間に購入された全アイテムの手数料を無くし、売上の全てをアーティストやレーベルに還元します。
Bandcampは3月20日に1回目のアーティスト・サポート・デイを行っています。
Bandcampでは通常、デジタル販売で15%、マーチャンダイズで10%の手数料を取っていますが、アーティスト・サポート・デイでは、その日の24時間にかぎり、その手数料分もアーテイストやレーベルに全て還元しています。さらに3月20日の1回目では、Bandcampのアカウントを持つ多くのレーベル(ANTI- Records、Father/Daughter、Sub Pop、Third Man Recordsなど)はこのキャンペーンに参加しアーティストに売上の100%を自発的に寄付しています。
Bandcampは、このキャンペーンを行った3月20日はBandcamp史上最大の売り上げを記録したと発表。「通常の金曜日には、ファンはBandcampで約47,000アイテムを購入しますが、3月20日には、ファンは約80万アイテム、つまり430万ドル(約4億7800万円)相当の音楽と商品を購入した」「これは通常の金曜日の15倍以上であり、ピーク時にはファンは1秒間に11個のアイテムを購入していました」と説明しています。
5月1日に再びアーティスト・サポート・デイが行わるのは、Bandcampから送信されたアーティストやレーベルへのメールで明らかにされています。詳細は来週の4月27日に発表される予定です。
■Bandcamp
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