フリー・ジャズのレジェンド　ヘンリー・グライムスとジュゼッピ・ローガンが新型コロナウイルス感染後に死去

フリー・ジャズのレジェンド2人、ベーシストのヘンリー・グライムス（Henry Grimes）と、サックス／クラリネット／フルート奏者のジュゼッピ・ローガン（Giuseppi Logan）が4月17日、米ニューヨークで死去。2人とも死因は新型コロナウイルスに関連していると伝えられています。2人はいずれも84歳でした。

ヘンリー・グライムスは、50年代から60年代にソニー・ロリンズ、アルバート・アイラー、ファラオ・サンダース、ドン・チェリーらと共演。第一線で活躍していたが、1970年までに音楽シーンから完全に姿を消す。その後、30年以上の時を経て2003年に音楽シーンに復帰を果たし、精力的に音楽活動や講演等を行っていた。

ジュゼッピ・ローガンは60年代フリー・ジャズ全盛期に活躍するが、パーソナルな問題に悩まされ、1970年代初頭に音楽シーンから完全に姿を消す。その後、30年以上、彼の所在は不明だったが、2008年に発見され、2009年には約40年ぶりのライヴを行うなど、音楽シーンに復帰していた。