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映画監督の大林宣彦が死去 『時をかける少女』『転校生』など

2020/04/11 01:05掲載(Last Update:2020/04/11 01:22)
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大林宣彦
大林宣彦
映画『時をかける少女』や『転校生』などで知られる映画監督の大林宣彦が4月10日、肺がんのため死去。82歳でした。

大林宣彦は広島県尾道市生まれ。自主製作映画を経て、テレビCMを多数制作。1977年に『HOUSE/ハウス』で商業映画デビュー。その後『ねらわれた学園』、尾道3部作(『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』)など手掛けて人気を不動のものに。「映像の魔術師」と呼ばれ、国内外に熱狂的なファンを持つ。1992年に『青春デンデケデケデケ』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。2004年に紫綬褒章、2009年に旭日小綬章を受章。2019年には文化功労者にも選ばれた。

2016年に肺がんで余命宣告を受けたが、その後も、闘病を続けながら映画制作を行い、最新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』を完成させていた。同映画は4月公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公開延期になっていた。同作は近日公開予定。