■『レコード・コレクターズ 2020年5月号』
【特集】 究極のギター・ソロ:ロック編
エレクトリック・ギターという楽器が生まれて以降、ジャズ、ブルースやカントリーの世界でギターのソロ演奏は徐々に脚光を浴び、60年代以降のロック全盛期において、バンド形態で生み出されるサウンドの中心となってきました。アンプやエフェクターの発達もあり、独特の音色を生み出したリード・ギターのソロは歌と並んで注目を浴びることも多く、これまでに生まれた名演は枚挙に暇がありません。有名曲から知る人ぞ知るものまで、本誌の執筆者の方々に選んでいただいたスタイルも様々な60〜80年代の名演を、心ゆくまで味わっていただきたいと思います。
■ 機材や奏法の進歩と改革者となったギタリストたち(萩原健太)
■ ギタリスト二人が、アマ/プロそれぞれの視点から歌モノのソロを語り尽くす(近藤正義×中重雄)
■ 本誌執筆陣25人が選んだ必聴のギター・ソロ203曲(青山陽一、池上尚志、犬伏功、宇田和弘、大鷹俊一、岡田敏一、奥村裕司、金澤寿和、ガモウユウイチ、小出斉、後藤幸浩、近藤正義、桜井芳樹、佐藤晃彦、白井英一郎、杉原徹彦、立川芳雄、寺田正典、中重雄、中森泰弘、萩原健太、舩曳将仁、矢川俊介、山崎智之、和久井光司)
□ エルトン・ジョン
東西冷戦時の79年にモスクワで行なった歴史的公演がリマスタリングを施して初CD化(木村ユタカ)
□ プリンス
ネオ・ソウル的要素を湛えた2000年代初頭の作品の今日的意義を問う(柴崎祐二)
□ URCレコード
レーベルが育んできた精神を問い直す、50周年を記念した復刻シリーズ(ヒロ宗和)
□ 春一番
今年、ついに幕を閉じる名物コンサートを、第1回からのプロデューサー:福岡風太と振り返る(染野芳輝)
□ ザ・メリーメーカーズ
ビートルズの遺伝子を存分に味わえるスウェーデン産バンドの名曲たち(片島吉章)
□ 『カセットテープ・ダイアリーズ』
ブルース・スプリングスティーンの楽曲と物語ががっちりと絡み合った鮮やかな映画(安田謙一)
□ 小坂忠
『ほうろう』と並び称される質の高い01年作品がアナログと高品質CDで復活(篠原章)
□ ジグジグ・スパトニック・エレクトロニック
電子音塗れの快楽主義〜異彩を放つ名作が世界初CD化(田山三樹)