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ビル・ウィザースが死去

2020/04/03 23:51掲載(Last Update:2020/04/04 00:03)
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Bill Withers
Bill Withers
「Ain’t No Sunshine」「Lean On Me」「Lovely Day」などの時代を超越した名曲を書いて歌ったシンガーソングライターのビル・ウィザース(Bill Withers)が3月30日、ロサンゼルスで死去。彼の家族はAP通信に彼が心臓の合併症で亡くなったと伝えています。81歳でした。

ビル・ウィザースは米ウェスト・ヴァージニア生まれ。軍隊生活中に作詞作曲を始め、1965年に除隊した後、60年代後半からロサンゼルスで本格的な音楽活動を始める。

1971年にデビュー・アルバム『Just As I Am』をリリース。このアルバムからは「Ain’t No Sunshine(邦題:消えゆく太陽)」がヒットし、翌年のグラミー賞でBest R&B Songを受賞する。2ndアルバム『Still Bill』(1972年)からも「Lean on Me」が初の全米1位を記録。続く「Use Me」も全米2位を記録するヒットになった。その後もアルバム・リリースを重ね、「Hello Like Before」「Lovely Day」など、今もスタンダードとして愛され続ける楽曲を多く残した。

1980年には、ジャズ・サックス奏者のグローヴァー・ワシントンJr.の「Just the Two of Us(邦題:クリスタルの恋人たち)」にヴォーカリストとしてフィーチャーされ新境地を開拓。全米2位を記録した。

1985年のアルバム『Watching You, Watching Me』の発表を最後に、第一線での音楽活動から退いていた。2009年にはドキュメンタリー映画『Still Bill』が公開され、2015年4月には「ロックの殿堂入り」を果たした