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『レコード・コレクターズ4月号』の特集は「大滝詠一『Happy Ending』」

2020/03/06 18:42掲載
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レコード・コレクターズ 2020年4月号
レコード・コレクターズ 2020年4月号
『レコード・コレクターズ4月号』の特集は「大滝詠一『Happy Ending』」。TVドラマ用の曲を中心に構成されたデビュー50周年記念の“新作”が登場。また坂本龍一『音楽図鑑』とフランク・ザッパ『ホット・ラッツ』の特集も。3月14日発売
●『レコード・コレクターズ 2020年4月号』

【特集】 大滝詠一『Happy Ending』

デビュー50周年を記念して『Happy Ending』がリリースされる大滝詠一。このアルバムはTVドラマに書き下ろされた楽曲を中心にまとめられています。1997年に「ラブ ジェネレーション」の主題歌として発表された「幸せな結末」は、実に12年ぶりのシングルで、80年代の半ばから活動再開を待ち望んでいたファンの期待に応え大きな話題になった作品でした。2003年にも「東京ラブ・シネマ」の主題歌がリリースされましたが、今回のアルバムは、それらのTV関連の音源で構成された、その間の活動のミッシング・リンクと言えるものかもしれません。

■ グラフィック・ステーション〜「幸せな結末」「恋するふたり」関連アイテム
■ 「幸せな結末」で劇的に実現した12年ぶりのカムバック(萩原健太)
■ 場面演出を絶妙にサポートする悠々しなやかなメロディー(除川哲朗)
■ 『Happy Ending』全曲ガイド(木村ユタカ)
■ 『EACH TIME』以降のタイムライン(島村文彦)
■ 「幸せな結末」カヴァー曲紹介(安田謙一)
■ 創作意欲を刺激したCMソングとテレビ番組(加藤義彦)


【特集】 坂本龍一『音楽図鑑』

前年のイエロー・マジック・オーケストラの散開を挟んでじっくりと制作され、豊富なマテリアルからまとめられた坂本龍一の1984年のアルバム『音楽図鑑』。通算4作目にして新たなソロ・キャリアのスタートとなった記念碑的作品は、出版やアートなど他メディアと密接にリンクしつつ時代の空気をはらんで、不思議な聴き心地をリスナーに提供してきました。2015年には当時の試行錯誤と音楽的探求を映す未発表曲も組み込んだ、全35曲の拡張版も発表されています。キャリアにおける代表作のひとつともされる本作品を、LP再発を機に、多角的に検証してみましょう。

■ ポストYMOの道を模索した散開前後の“凪"の時代(田山三樹)
■ 多文化主義への先鋭的なアプローチが際立つアート的作品(立川芳雄)
■ 『音楽図鑑』全曲ガイド(小山守)
■ 2枚組拡大版『音楽図鑑 -2015 Edition-』解説(武田昭彦)
■ 次々と進むLP再発──前作『左うでの夢』と間もなく登場の『音楽図鑑』(武田昭彦)
■ 海外版『音楽図鑑』解説(田山三樹)
■ 当時の坂本龍一関連本紹介(田山三樹)


【特集】 フランク・ザッパ『ホット・ラッツ』

マザーズ・オブ・インヴェンション解散後の1969年10月にリリースされた『ホット・ラッツ』は、フランク・ザッパにとって、純粋なソロ名義としては初めてのアルバムです。キャプテン・ビーフハートが歌う1曲を除きすべてインストゥルメンタル曲で、マザーズから参加のイアン・アンダーウッドを筆頭に腕達者のミュージシャンを集めて録音された、ザッパの新境地を示す作品でした。その名作が完成に至る過程をつぶさに描いた『ザ・ホット・ラッツ・セッションズ』が海外盤でリリースされたこの機会に、ザッパの頭にあった数々の“ヴィジョン"を改めて読み解きます。

■ グラフィック・ステーション〜『ホット・ラッツ』のオリジナル盤ほか
■ 明確な意思の元に進められた幾重ものヴィジョン(和久井光司)
■ 『ホット・ラッツ』全曲ガイド(小山哲人)
■ 参加ミュージシャン名鑑(ガモウユウイチ)
■ 『ザ・ホット・ラッツ・セッションズ』解説(佐野ひろし)


□ オジー・オズボーン
ヘヴィ・メタルの帝王が“歌心"を発揮した10年ぶりの新作『オーディナリー・マン』(杉原徹彦)
□ デフ・レパード
80年のライヴや未発表テイクなどを満載した初期の音源集『アーリー・イヤーズ79-81』(山崎智之)
□ ジュディ・ガーランド
映画『ジュディ虹の彼方に』公開で今日さらに輝きを増す稀代の女優/シンガーを再考(渡辺亨)
□ ミシェル・ルグラン
さまざまな顔をもつ音楽家の姿がよく伝わる編集盤とトリビュート作3タイトル(後藤幸浩)
□ ボブ・ディラン
65〜85年に日本で発売されたシングルA面曲を収めた独自企画の2枚組CD『日本のシングル集』(中村彰秀)
□ パグウォッシュ
“ザ・ビートルズの遺伝子"ベスト盤企画の第3弾はデビュー20周年を迎えた“アイルランドのXTC"(油納将志)
□ 四人囃子
最初期作品をオリジナル・リリース当時の空気感で再現する最新リマスター盤(松井巧)
□ JAGATARA
生々しい原始の息吹を聴かせる初期作品2タイトルがアナログ盤でリイシュー(行川和彦)
□ デイヴィッド・ボウイ
その死を超越して続けられる刺激的なリリース(大鷹俊一)
□ ハイレゾCD
“CDの最終形"〜名盤シリーズ最新の3タイトル(武田昭彦)