ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (新潮文庫)
衝撃の最終回。モロボシ・ダンの告白シーンになぜ「あの曲」が使われたのか…。「音楽」を切り口にウルトラセブンを読み解いた書籍『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(著者:青山通/2013年)が文庫化。新潮社から発売中(2月26日発売)。
■『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた (新潮文庫)』
青山 通 (著)
<内容紹介>
「セブン愛×クラシック音楽愛」に満ち溢れた感動的な物語。
1968年、7歳の少年はテレビで放映されていた「ウルトラセブン」最終回に衝撃を受ける。
主人公のダン隊員がアンヌ隊員に自分の正体を告げる瞬間、オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかるのだ。この曲はなにか? 誰がいつどこで弾いたのか それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く。
本書は、20世紀のひとりの子供がクラシック音楽の名曲とここまで見事に出会い、そのあとの長い人生にこれまた見事につなげてゆく、貴重なドキュメントである。(片山杜秀「解説」より)
【目次】
まえがき
第1章衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲
第2章ウルトラセブン音楽からみたオススメ作品
第3章ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ
あとがき
文庫版あとがき
セブンはぼくらの「文化」だ! 木村元
解説 片山杜秀
「ウルトラセブン」音楽リスト
<著者紹介>
青山通(あおやま・とおる)
Aoyama Toru
1960年東京都世田谷区出身、現在、同区砧に在住。
'84年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。
本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。
著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』の他、
『ウルトラセブン・スコア・リーディング 冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』がある。
クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ。