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書籍『函館 歌と文学の生まれる街〜その系譜と精神風土』発売

2020/02/17 14:52掲載
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函館 歌と文学の生まれる街〜その系譜と精神風
函館 歌と文学の生まれる街〜その系譜と精神風
歌謡曲に多く歌われ、多くの多彩な作家を輩出した街、函館。その代表的な歌謡曲や文学の魅力をあますところなく紹介する書籍『函館 歌と文学の生まれる街〜その系譜と精神風土』(吉岡栄一 著)がアルファベータブックスから3月17日発売
■『函館 歌と文学の生まれる街 その系譜と精神風土』

著者:吉岡 栄一 著
出版年月日:2020/03/23
ISBN:9784865980776
判型・ページ数:B5・320ページ
定価:本体2,500円+税

<内容説明>

函館慕情…不思議な魅力を秘めた精神風土から生まれた人と作品―「函館の女」北島三郎、GLAY、小説の魔術師久生十蘭、亀井勝一郎、映像で甦る佐藤泰志、辻仁成、警察小説の今野敏…函館は、歌謡曲に多く歌われ、そして多くの多彩な作家を輩出した街である。本書ではその代表的な歌謡曲や文学の魅力をあますところなく紹介する。

「函館をはじめ北国を歌った歌謡曲はたくさんあるが、のちに北原ミレイが歌った『石狩挽歌』は、とりわけ船頭として行った鰊漁場で船が転覆して不慮の死をとげた父の記憶と強く結びつき、こころ揺さぶられるものがあった。」(「まえがき」より)

<目次>
第1章:函館慕情 ― 『津軽海峡・冬景色』『石狩挽歌』『函館の女』

第2章:川内康範、GLAY、『函館ハーバーセンチメント』、『北の旅人』

第3章:函館と森町 ― 石川啄木と李恢成『加耶子のために』

第4章:海外放浪文学の先駆者 ― 長谷川海太郎(谷譲次・牧逸馬・林不忘)の軌跡 

第5章:「小説の魔術師」と『新青年』の編集長 ― 久生十蘭と水谷準
第6章 望郷の文学者 ― 亀井勝一郎と「函館八景」

第7章:シベリアと満州を生きる ― 長谷川四郎の生き方

第8章:格差社会の暗部を照らす ― 映像で甦る作家・佐藤泰志

第9章:トポスとしての函館 ― 辻仁成の作品

第10章:エンターテイメント系の作家 ― 谷村志穂、宇江佐真理、今野敏