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エマーソン、レイク&パーマー「悪の教典#9」 SF映画へ

2020/02/15 10:46掲載(Last Update:2020/02/15 12:34)
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Emerson, Lake & Palmer / Brain Salad Surgery
Emerson, Lake & Palmer / Brain Salad Surgery
サイトDeadlineによると、エマーソン、レイク&パーマー(Emerson, Lake And Palmer)の楽曲「Karn Evil 9(邦題:悪の教典#9)」のSF映画化が企画されています。

「Karn Evil 9」は1973年のアルバム『Brain Salad Surgery(邦題:恐怖の頭脳改革)』の中心を占める約30分の大曲。キース・エマーソン(Keith Emerson)グレッグ・レイク(Greg Lake)、そして作詞家ピート・シンフィールド(Peter Sinfield)によって書かれています。

Deadlineによると、映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のエグゼクティブプロデューサーを務めたレーダー・ピクチャーズが「Karn Evil 9」をSF化する権利を獲得。曲のコンセプトに基づいた脚本を担当するのは、人気SF小説『ロボポカリプス』を手掛けた米作家ダニエル・H・ウィルソンです。

Deadlineによると映画は「テクノロジーに依存してすべての血を流してきた社会を中心に、蔓延し独裁的なテクノクラシー(※専門技術者による政治支配)に支配された世界を探る」ことに焦点を合わせた作品となるようです。

エマーソン、レイク&パーマーと彼らのマネジメントの全面的な協力を得て制作される映画のエグゼクティブプロデューサーは、映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』、『リディック: ギャラクシー・バトル』、『スプリング・ブレイカーズ』、『ラストサムライ』『プリティ・ブライド』などのテッド・フィールドが務めます。

テッド・フィールドは「ELPが“Karn Evil 9”で作り上げた先見の明のある世界は、現在の現実にかなり近い」「レーダーのチームは、このビジョンを実現することを楽しみにしています」と語っています。

またEL&PのFaebookページによると、カール・パーマー(Carl Palmer)、マネージャーのブルース・ピラト、長年のEL&Pマネージャーのスチュワート・ヤングがこの映画のプロデューサーを務めます。カール・パーマーは、現代音楽アーティスト数人と協力してサウンドトラックを制作する予定で、このサウンドトラックにはELP楽曲も含まれる可能性もあります。映画の撮影は2020年後半を計画。この映画は、いくつか企画されているEL&P 50thアニヴァーサリー・プロジェクトのひとつとのこと。

映画のキャストや公開日などに関する情報はまだありません。