フィンランド出身のメロディックデスメタル・バンド、
チルドレン・オブ・ボドム(Children Of Bodom)は12月15日にフィンランド・ヘルシンキにて現ラインナップでは最後となるコンサートを行っています。
この公演を最後に、ベーシストのヘンカ・ブラックスミス(Henri "Henkka T. Blacksmith" Seppala)、キーボーディストのヤンネ・ウィルマン(Janne Wirman)、ドラマーのヤスカ・ラーチカイネン(Jaska Raatikainen)がバンドから脱退しています。
フィンランドの音楽誌Soundiによると、チルドレン・オブ・ボドムの名前の権利は、脱退した3人、ヘンカ、ヤンネ、ヤスカが所有する会社AA & Sewira Consulting Oyが持っています。Soundiによると、3人はフィンランドの特許庁に出願し、10月1日から五年間の申請が認められています。このため、チルドレン・オブ・ボドムの他のメンバーである
アレキシ・ライホ(Alexi Laiho)は、ヘンカ、ヤンネ、ヤスカからの許可なしにバンド名を使用することは認められていません。
ヘンカ、ヤンネ、ヤスカは、チルドレン・オブ・ボドムのFacebookページで新たな声明を発表しています。
「2019年は終わりに近づいているので、新年を迎える前に振り返ってみるのに良い時期です。僕たちにとって、2019年は波乱に満ちた年であり、その大部分は12月に行われた最後のCOBのギグでした。
次に何をするのか、なぜ辞めるのかについて多くの質問を受けました。この決定が議論と誤った噂を引き起こしたので、僕たちはなぜそれを行ったのか、もう一度話したい。
バンド名の商標や使用については議論はありません。僕たちは共同契約を結んでいます。アレキシ・ライホは会社の株式を売却したため、3人がCOBブランドの所有者になりました。将来の計画は開いていますが、確かなことは、僕たちが共に築いてきたこのブランドと長いキャリアを軽視するようなことは決してしないということです。
また、家族がいる、または引退したいという理由で辞めたという誤解も、はっきりさせたいと思います。音楽は僕たちの仕事であり、僕たちの生活であり、家族全員がそれを知っています。彼らは僕たちがしていることを誇りに思っており、常に守ってくれています。また、個人としての僕たちが引退していないことは言うまでもありません。
成功には、音楽とは関係のない決定についても立場を表明する責任が伴う。これらの決定は、僕たちにとってとても困難です。僕たちはそれぞれ独自の役割を持つ5人のバンドメンバーでしたが、ここ数年は共通の見解を見つけることができませんでした。
これを書く理由は、非難するためではなく、はっきりさせるためです。僕たちは、COBが一緒に達成したことを誇りに思っています」